青山学院大学を目指す人が通うべき塾・予備校は?入試制度と偏差値・難易度もあわせて解説

青山学院大学は、MARCHの一角を成す難関私立大学です。その人気ぶりは非常に高く、JSコーポレーションが2022年に実施した「大学人気ランキング」では、数ある私立大学の中でトップに輝いています。おしゃれなキャンパスや立地の良さ、就職率の高さが、多くの人々の目に魅力的に映るのでしょう。

そんな青山学院大学で充実したキャンパスライフを送りたいと考えている高校生は多いはずです。しかし、どのように勉強をしていけば青山学院大学の入試を突破できるのか、よくわからずに困っている人もいるでしょう。

最短ルートで青山学院大学合格を目指したいのであれば、塾・予備校の力を借りるのが得策です。今回は、青山学院大学の入試制度と偏差値・難易度を解説した上で、青山学院大学を目指す人におすすめの塾・予備校を3つ紹介します。

青山学院大学の入試制度と偏差値・難易度

まずは、青山学院大学の入試制度と偏差値・難易度について解説します。

なお、本記事の内容は2023年度入試情報に基づいています。詳しい情報を知りたい場合には、当該年度の入学試験要項を必ず確認してください。

青山学院大学の入試制度

ここでは、「一般選抜」「大学入学共通テスト利用入学者選抜」「学校推薦型選抜・総合型選抜・その他の選抜」に分けて青山学院大学の入試制度を紹介します。

一般選抜

青山学院大学の一般選抜には、「全学部日程」と「個別学部日程」があります。

全学部日程は、同じ日に全ての学部・学科で試験を行う選抜方法です。学部・学科が指定する3教科の独自試験が課されます。

個別学部日程は、学部・学科・方式によって異なる日に試験を行う選抜方法です。各学部・学科において、以下の3つのうちのいずれかの方式で試験が実施されます。

① 独自試験+大学入学共通テスト
② 独自試験+大学入学共通テスト+英語資格・検定試験のスコアや級数
③ 独自試験のみ

大学入学共通テスト利用入学者選抜

大学入学共通テスト利用入学者選抜は、各学部・学科が指定する大学入学共通テストの教科・科目の成績のみで合否を判定する選抜方法です。

2023年度からは、以下の学部で合否判定に利用できる科目数を増やした「新規科目型」が設けられています。

  • 文学部 史学科
  • 法学部法学科/ヒューマンライツ学科
  • 総合文化政策学部 総合文化政策学科
  • 社会情報学部 社会情報学科
  • コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科

学校推薦型選抜・総合型選抜・その他の選抜

青山学院大学の学校推薦型選抜・総合型選抜の選抜方法は、下表のとおりです。


選抜方法実施学部
学校推薦型選抜全国高等学校キリスト者推薦・教育人間科学部 心理学科
・経済学部 経済学科
 /現代経済デザイン学科
・法学部 法学科
 /ヒューマンライツ学科
・経営学部 経営学科
 /マーケティング学科
・国際政治経済学部 国際政治学科
 /国際経済学科
 /国際コミュニケーション学科
・総合文化政策学部
 総合文化政策学科
・理工学部 物理科学科
 /数理サイエンス学科
 /化学・生命科学科
 /電気電子工学科
 /機械創造工学科
 /経営システム工学科
 /情報テクノロジー学科
・社会情報学部 社会情報学科
・地球社会共生学部
 地球社会共生学科
総合型選抜スポーツに優れた者・文学部 史学科/比較芸術学科
・教育人間科学部 教育学科
・法学部 法学科
 /ヒューマンライツ学科
・経営学部 経営学科
 /マーケティング学科
・国際政治経済学部 国際政治学科
 /国際経済学科
 /国際コミュニケーション学科
・総合文化政策学部 総合文化政策学科
・社会情報学部 社会情報学科
・コミュニティ人間科学部
 コミュニティ人間科学科
総合型選抜 自己推薦 ・文学部 英米文学科
 /史学科 / 比較芸術学科
・地球社会共生学部
 地球社会共生学科
・コミュニティ人間科学部
 コミュニティ人間科学科

この他、指定校推薦、提携校推薦、キリスト教学校教育同盟加盟高等学校推薦、海外就学経験者、外国人留学生、全国児童養護施設推薦などの選抜方法があります。

青山学院大学の難易度・偏差値

東進のデータによると、青山学院大学の一般選抜の偏差値は59~67となっています。

青山学院大学の中で最も偏差値が高い学部・学科は、文学部英米文学科/フランス文学科/日本文学科、文学部 史学科/比較芸術学科、国際政治経済学部 国際経済学科/国際コミュニケーション学科/国際政治学科です。

一方、比較的偏差値が低い学部・学科は、理工学部 物理科学科/機械創造工学科です。選抜方式により若干偏差値が異なる学科もありますが、おおむねこのような傾向があります。

青山学院大学の難易度は、他の私立大学と比べると高めです。そのため、早いうちから入念な対策を行っていくことをおすすめします。

青山学院大学を目指す学生におすすめの塾・予備校

青山学院大学の入試は、難化傾向にあります。2022年度から大学入学共通テストの比重が高まり、各学部が課す独自の試験の傾向にも大きな変更が加えられているためです。

これにより、過去問を繰り返し解くなどの従来どおりの入試対策だけでは、青山学院大学合格を目指すことは難しくなっています。万全の体勢で青山学院大学の入試に臨むためには、大学受験のプロフェッショナルが多く在籍している塾・予備校のサポートを得たいところです。

以下より、青山学院大学を目指す学生におすすめの塾・予備校を3つ紹介します。

東進ハイスクール・東進衛星予備校

東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)は、2022年度大学入試において2111人もの生徒を青山学院大学現役合格に導いている予備校です(現役生のみ、講習生含まず)。青山学院大学に現役で合格することを強く望むのであれば、東進は要チェックです。

東進の強みは、予備校最大手ならではの最適化された合格システムと圧倒的なデータ量にあります。過去問最大10年分の問題演習に取り組める「過去問演習講座」や、ビッグデータとAIによって導き出された個別対応プログラムに取り組める「志望校別単元ジャンル演習講座」は必見です。

また、個々人のペースで質の高い授業を受けられるだけでなく、指導経験が豊富な担任から、自分に必要な指導をその都度受けられるため、モチベーションを高く維持できるでしょう。

学習の仕上げとして「共通テスト本番レベル模試」や「全国有名国公私大模試」なども受ければ、効率的に青山学院大学合格を目指せます。

河合塾

2022年度大学入試において3382人の青山学院大学合格者を輩出している河合塾も、チェックしておきたい塾・予備校の1つです(河合塾グループ関連法人の在籍者および講習受講生の集計、現役・浪人の両者含む)。

現役生を対象とする「高校グリーンコース」では、学力や志望大学に合わせた学習ができる「レベル講座」と、大学別の対策や学校推薦型選抜・総合型選抜対策ができる「セレクト講座」を受講できます。青山学院大学を目指す人向けの講座としては、「GMARCH英語」や「早大現代文」、「早大古典」などがあります。

加えて、他の模試と比べて受験者が多いと言われる河合塾の模試の中でも、「全統共通テスト模試(マーク式)」や、「全統プレ共通テスト(マーク式)」、「全統記述模試(記述・論述式)」などを受験すれば、青山学院大学の入試に自信を持って臨めるようになるでしょう。

早稲田塾

学校推薦型選抜や総合型選抜などで青山学院大学に合格したいなら、早稲田塾をおすすめします。早稲田塾は、学校推薦型選抜・総合型選抜対策に特化した予備校です。2022年度入試では、自己推薦や海外就学経験者などで46人を青山学院大学に現役合格に導いています(現役生のみ、講習生含まず)。

大学が求める人になるための指導を受けられる「総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)特別指導」や、ディスカッションを通して論文の技術を磨く「論文作法」などを受講すれば、学校推薦型選抜・総合型選抜で必要な力を養えるでしょう。

また、各分野のプロとフィールドワークに取り組める「未来発見プログラム」、表現のプロによるワークショップを受けられる「表現力開発講座」など、早稲田塾独自のカリキュラムも多数。青山学院大学の学校推薦型選抜や総合型選抜などを突破する力を身につけられるはずです。

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