大学入学共通テスト、「情報」教科採用の動き――「知っていた」保護者の2割強にとどまる

2020年10月下旬、大学入試センターが2025年からの大学共通入学テストにプログラミングや情報通信ネットワークの活用などを学ぶ「情報」教科を新設する素案をまとめたと、各報道機関が報じた。それに対して大学入試センターは、明言こそ避けたが、「この度、途中段階ではありますが、一定の方向性について整理を行いました」と述べている。

それを受けてGEOメディアは、大学入学共通テストへの情報教科採用の動きに関しての意識調査を、小学生の子供を持つ保護者を対象に実施。その結果を、2020年12月7日に発表した。

それによると、大学入試センターが情報を教科として新設する素案をまとめたという報道について、「知っていた」と回答した保護者は24.3%と約3割にも満たなかった。

「知っていた」と回答した保護者に対し、「報道を受けてのプログラミング教育への関心度の変化」を問うたところ、59.4%が「関心が高まった」と回答。さらに「情報教科が採用される動きでプログラミング学習を検討するか」と質問したところ、66%が「検討する」と回答した。

大学受験に採用される教科への保護者の関心の高さがうかがえる。

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GMOメディア:大学入学共通テストへの「情報」教科採用の動きに関する保護者調査を実施