埼玉県、2022年度(2024年度採用)本多静六博士奨学生募集

埼玉県は2022年8月22日、2022年度(2024年度採用)本多静六博士奨学生の願書受付を開始した。

本多静六博士は、1866年7月2日に現在の埼玉県久喜市に生まれた、 同県の郷土の偉人の一人 。日本最初の林学博士として、明治神宮の森の造営、日比谷公園、大宮公園などの全国各地の都市公園の設計を手がけるなど、数多くの功績を残した。

「本多静六博士奨学金」は、博士から1930年に秩父市の中津川地域に所有していた森林を寄贈された際の「寄附希望条件」を受けて設けられたもの。寄贈された森林を活用して設立した基金をもとに、学生の進学などに必要な費用として1954年から貸与を行っている。

対象者は、高等学校またはこれに準ずる教育課程の在学中で、出願時に埼玉県内に住民登録されていた人や、すでに卒業したが、最終年次に県内に住所登録がされていた人が該当。このほか、成績、収入、年齢などの要件がある。

貸与額は、入学一時金最大30万円と、月額奨学金最大3万円で、いずれも無利子で貸与を受けられる。貸与の時期は、入学一時金が出願からおおむね2か月後、月額奨学金が4月中と10月中の年2回となっている。

なお、入学一時金と月額奨学金は併用でき、その他の奨学金との併用も可能。ただし本奨学金は、卒業後に返還の義務がある。

願書受付の締切は、2023年1月31日。募集案内は、同県のWebサイトでダウンロードできる。また、郵送配布も受け付けている。

奨学金制度について紹介したが、受験時の費用も抑えるためにも安い費用で予備校に通うための制度やおすすめの予備校を紹介した記事も読んで、コスパのいい受験生活を送っていただきたい。

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本多静六博士奨学金 – 埼玉県