鹿児島大学医学部の推薦型選抜で出題ミスが発覚|合否判定の変更で追加合格に

2024年11月5日、鹿児島大学は2023年11月21日実施の医学部保健学科看護学専攻の学校推薦型選抜Iにおいて、小論文の問題で出題ミスがあったことを発表した。

同大学の医学部保健学科看護学専攻学校推薦型選抜Iは、面接100点、小論文200点の合計300点で構成されている。募集人員20人のところ、受験者数は69人であった。

出題ミスとは、小論文の課題文(英文)に記載した注釈において、「eligible:資格のある」と和訳すべき箇所を誤って「eligible:結束力」と表示していたもの。注釈の誤りにより、解答に影響があった設問1および設問2の部分点を全員満点とした。

改めて採点を行なったところ、不合格者の一部が合格基準に達したことで合否判定を変更。関係者に謝罪するとともに、追加合格であることを伝えたとしている。なお、個人情報保護の観点から、追加合格者の人数などの詳細は公表していない。

同大学では、受験者や家族、高等学校関係者に対し深く謝罪するとともに、再発防止対策について協議。試験問題の作成、および確認体制の見直しにより再発防止に努めるとしている。

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令和6年度鹿児島大学医学部保健学科学校推薦型選抜Iにおける小論文の出題ミスについて