貸与型奨学金の返還説明会を開催|セーフティネット制度と若者を狙う悪徳商法の現状

2024年10月31日、一般社団法人NTS セーフティ家計総合研究所は、今後奨学金を返還する大学4年生・短大2年生を対象に家計管理をテーマにした説明会をリモート講演で開催した。

文部科学省の所管である、「奨学金独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)」の貸与型奨学金は、国内で多くの学生が利用する。卒業後の奨学金返還を見据え、多くの大学や短大では事前に返還手続きの説明会を実施するのが通例だ。

同法人の説明会は、返還に必要な事務手続きに加え、「家計の基本と生き抜く力を身につける」ための実践的な学びを提供している。

卒業後の生活と奨学金返還をイメージできるよう、「家計の基本式」をもとに実践的な家計の立て方に関する学びを提供。生活費を確保しつつ、貯蓄を習慣にすることが可能な生活を目標としている。

また、返済が困難になったときのセーフティネットである、返済期限猶予制度、減額返還制度も紹介。返還できないときは放置せず、JASSOなどの関係機関に連絡するよう呼びかけた。

さらに、若者世代を狙った悪徳商法の実情についても解説。若者は社会経験と判断力が乏しい点で狙われやすいとし、学生に対しお金の教養を身につける大切さも提唱した。

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