近畿大学、2022年4月に情報学部を新設―eスポーツ施設併設の学部棟も

近畿大学は2022年3月4日、同年4月から東大阪キャンパスに、15番目の学部となる 「情報学部」を開設すると発表した。特色ある施設を備え、AI活用やデータ分析、サイバーセキュリティなどを扱う先端IT人材の育成を目指す。

新設される情報学部には情報学科に知能システム、サイバーセキュリティ、実世界コンピューティングの3コースが設けられ、入学定員は330人。学部長には家庭用ゲーム機「プレイステーション2」の開発者として知られる元ソニー・コンピュータエンタテインメント会長の久夛良木(くたらぎ)健氏が就任する。

今後の情報社会に必要なICT技術者の養成を目的とし、学生は2年次からコースに振り分けられる。それぞれのコースで、データ分析やデータ利活用システムの構築、情報セキュリティ、IoTやAIの活用などについて学ぶ。

また、学部開設のため、地上4階建ての学部棟を建設した。学部棟内には「i-CORE(アイ コア)」「On Demand Salon(オン デマンド サロン)」「esports Arena(イースポーツアリーナ)」といった最新機器を備えた特色のある施設も設けられる。

i-COREは、高性能のプロジェクターによって壁面4面が大画面スクリーンとなるデジタルコンテンツ空間で、学生のプログラミング作品の展示や研究発表を行う。映像コンテンツなどの編集システムもある。

esports Arenaは実際にeスポーツができる施設で、プレイヤーとしての技術や知識のほか、最新の照明や音響、配信機器を使ってイベントの企画運営なども学べる。施設を使った、大会やイベントの開催も可能。

On Demand Salonは、学生が自由に利用できるスペース。リアル空間とサイバー空間をフル活用して、時間に縛られない効率的な学習を促すという。

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