最短ルートで近畿大学合格を目指せる塾・予備校は? 入試制度や偏差値なども紹介

近畿大学は、東大阪キャンパスをはじめとする6つのキャンパスを西日本各地に構え、15学部・49学科がある西日本最大規模の私立総合大学です。

2002年に世界で初めてマグロの完全養殖に成功したことによって脚光を浴びて以来、さまざまな分野において国内外から高い注目を集め続けています。中でも、2022年度に一般入試の志願者数9年連続日本一を達成していることから、近畿大学に憧れる学生の多さがうかがえるでしょう。

このようにライバルが多い近畿大学に合格するためには、受験のプロである塾・予備校の助けを借りることが有効です。

今回は、近畿大学の入試制度と偏差値・難易度、入試対策のポイントについて解説した上で、近畿大学を目指す人におすすめの塾・予備校を3つ紹介します。最短ルートで近畿大学合格を目指せる塾・予備校を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

近畿大学の入試制度、偏差値・難易度

まずは、近畿大学の入試制度と偏差値・難易度について解説します。

近畿大学の入試制度

近畿大学の主な入試制度は、「一般入試」「共通テスト利用方式」「総合型選抜」「推薦入試」の4つです。ここでは、塾・予備校に通うことで合格の可能性を着実に高められる「一般入試」と「共通テスト利用方式」について解説します。

〈一般入試〉

一般入試は、近畿大学独自の個別学力試験の得点と出身学校の調査書をもとに合否を判定する選抜方法です。

前期(A日程)・前期(B日程)・後期の3日程が設けられており、前期(A日程)・後期は全学部、前期(B日程)は医学部を除く全学部で試験が実施されます。

一般入試では、基本的な判定方式として、前期(A日程)・前期(B日程)では受験科目の総合点で合否を判定する「スタンダード方式」、後期では3教科3科目を受験してそのうち高得点の2教科2科目で合否を判定する「高得点判定方式」が採用されています。

なお、最高得点科目の点数を2倍に換算して他の科目との総合点で合否を判定する「高得点科目重視方式」や、個別学力試験と大学入学共通テストの高得点科目をもとに合否を判定する「共通テスト併用方式」などの併願制度を利用することにより、合格のチャンスを広げられます。

ただし、利用できる判定方式・併願制度は日程や学部によって異なるため、「入学試験要項」を必ず確認してください。

〈共通テスト利用方式〉

共通テスト利用方式は、各学部・学科が指定する大学入学共通テストの教科・科目の得点と出身学校の調査書をもとに合否を判定する選抜方法です。

前期・中期・後期の3日程が設けられており、全日程において全学部の試験が実施されます。なお、前期の経済学部・理工学部・国際学部・農学部・理工学部・生物理工学部・工学部には「3教科3科目型」や「5教科5科目型」などの複数の科目型が設けられており、併願が可能です。

共通テスト利用方式では、近畿大学独自の個別学力試験は課されません。ただし、医学部では二次試験(面接・小論文)が実施されるため、注意してください。

近畿大学の偏差値・難易度

東進のデータによると、近畿大学の偏差値は50~65となっています。

最も偏差値が高い学部・学科は医学部 医学科です。一方、最も偏差値が低い学部・学科は、工学部 化学生命工学科・情報学科・建築学科・電子情報工学科・機械工学科・ロボティクス学科です。

近畿大学の偏差値は、特別高いとは言えません。しかし、2022年度には入学定員8207人、募集人員5075人のところに15万7434人が志願し、14万4473人が受験しています。中でも、情報学部は10.4倍、医学部は14.5倍と、倍率が大変高くなっています。

しっかりと対策すれば決して手が届かない大学ではありませんが、油断は禁物です。特に人気の学部に合格するためには、相応の努力が必要になるでしょう。

近畿大学の入試対策のポイント

近畿大学の一般入試では、ほとんどの学部・学科で3教科・3科目の個別学力試験が課されます。

試験の難易度はどの教科・科目も標準レベルで、マーク方式です。出題範囲は広めですが、出題傾向は毎年ほぼ変わらないため、過去問演習を繰り返し解くことで十分に対策できます。

ただし、課される教科・科目は学部・学科によって異なり、医学部の数学と理科は記述式であるため、注意してください。

一般入試における共通テスト併用方式と共通テスト利用方式では、各学部・学科が指定する教科・科目を受験します。多くの学部・学科において高得点の1~3教科・1~3科目を利用して合否の判定がなされるため、得意な教科・科目に絞って対策することも1つの手です。

学部・学科によって難易度は異なりますが、得点率7~8割以上を1つの目安として頑張りましょう。

近畿大学を目指す学生におすすめの塾・予備校

近畿大学に合格できる力を効率よく身につけたいのであれば、近畿大学の合格実績が豊富で、近畿大学の入試に関するデータを豊富に蓄えている塾・予備校を選ぶことが重要です。

近畿大学を目指す学生は、ぜひ、以下に挙げる3つのおすすめの塾・予備校をチェックしてください。

東進ハイスクール・東進衛星予備校

東進ハイスクール・東進衛星予備校は、現役で近畿大学合格を目指している人に最もおすすめしたい予備校です。2022年度には、3493人の近畿大学現役合格者を輩出しています(講習生含まず)。なお、そのうち13人は医学部医学科の合格者です。

東進の強みは、膨大なデータと最先端の技術を活かした志望校対策講座にあります。中でも、10年分相当の大学入学共通テストや志望大学の個別学力試験の演習に取り組み、徹底的な解説授業や添削指導を受けられる「過去問演習講座」、過去100万人の生徒や各大学の入試のデータとAIによって最適な志望校対策演習を提供する「志望校別単元ジャンル演習講座」は必見です。

上記の講座に加え、統一実施日・会場での厳正実施によって正確な学力判定を実現する「共通テスト本番レベル模試」や、近畿大学を第一志望とする生徒を対象とした「全国有名国公私大模試」を受験すれば、近畿大学合格に向けて効率よく学習を進められるでしょう。

河合塾

河合塾も、近畿大学の入試に強い予備校です。2022年度には、現役・浪人合わせて4974人の近畿大学合格者を輩出しています(河合塾グループ関連法人の在籍者および講習受講生の集計)。なお、そのうち92人は医学部医学科の合格者です。

河合塾には、高校生を対象とした「高校グリーンコース」と、浪人生を対象とした「大学受験科」があります。

高校グリーンコースでは、学力や志望大学のレベルに合わせて学習できる「レベル講座」と、大学別や分野別などの目的に合わせて学習できる「セレクト講座」を組み合わせて受講することにより、近畿大学合格に必要な力を培えます。

大学受験科では、自分専用カリキュラムを作成し、志望大学・系統に合わせたコースを選択します。「ハイ私立大医進コース」のような近畿大学志望者を対象としたコースもあります。

駿台予備学校

駿台予備学校も、多くの近畿大学合格者を輩出している予備校です。2022年度には現役・浪人合わせて2321人を近畿大学合格に導いています(駿台グループ関連法人の在籍生および各講習受講生の実績)。なお、そのうち77人は医学部医学科の合格者です。

駿台には、「高校生クラス」と「高卒(浪人生)クラス」の2クラスがあります。

高校生クラスでは、「選抜」「難関」「標準」「基礎」といった4つのレベルの講座が設けられています。基礎・標準レベルの講座を受講すれば、近畿大学の入試に臨むうえで必要な学力をしっかりと身につけられるでしょう。

高卒(浪人生)クラスでは、志望大学の対策に特化したコースや、集中力が持続する50分授業、合格から逆算された年間カリキュラム、ICT教材による学習サポートなどにより、近畿大学合格に向けて一心不乱に努力できます。

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