文部科学省は2022年12月16日、「大学入学者選抜における不正行為防止に係る周知について(依頼)」を大学入学情報提供サイトに掲載。各国公私立大学や高等学校等設置者などに、学生・受験生が不正行為に関与することがないように注意喚起することを呼びかけた。
2022年度大学入学共通テストでは、受験生が電子機器類を用いて試験問題を外部へ送信して解答を依頼し、大学生が不正行為と知らずに解答を返信する事案が発生した。
同事案を受け文部科学省は各国公私立大学に対し、学生が入学者選抜の公平性・公正性を損なう不正行為に関与することがないよう、同省が作成した注意喚起用資料を大学構内や学内ポータルサイトに掲載することなどにより、注意喚起することを依頼した。
また、教育委員会をはじめとする高等学校等設置者に対しては、不正行為の取り扱いを含め、入試に必要な事項が記載された募集要項などを十分に確認することなどについて、大学入試センターが大学入学共通テストの志願者に送付したリーフレットを活用することなどにより、受験生に注意喚起することを依頼した。
学習塾・予備校関係者に対しても、受験生を指導する者などが不正行為に関与することがないよう注意喚起すること、受験生に募集要項などを十分に確認するよう注意喚起することを依頼した。
受験を控えている人は、有名大学や大学種別ごとの合格率を比較した予備校ランキングも参考にして、大学や予備校選びの参考にしていただきたい。