秋田大学は2022年12月14日、これまでの理工学部を改組し「総合環境理工学部(仮称)」を新設する準備を進めていると発表した。応用化学生物学科など3学科が設置され、開設は2024年4月を予定している。
総合環境理工学部は、現在の理工学部の4学科8コースを応用化学生物学科と環境数物科学科、社会システム工学科の3学科に再編。情報学やロボット工学などを学ぶコースは、新設する人間社会情報学部(仮称)に移行する。
応用化学生物学科には生物学と有機・高分子化学、応用化学の3コースがあり、定員は95人。環境数物科学科は、数理科学・地球環境学と機能デバイス物理の2コースがあり、定員は100人。社会システム工学科は、モビリティと電気システム、社会基盤コースの3コースで、定員は120人となっている。
新学部では、特にグリーン社会に関連した科学技術分野の教育研究を強化。学生に専門性を身に付けてもらい、デジタル技術を活用する能力や異なる専門分野を理解して協力しあう能力を育むことで、脱炭素や環境、先進モビリティなどの分野で活躍できる人材を養成する。入学後は2年次後期から各コースで専門性の高い科目を履修する。
入学試験は、総合型、前期、後期で学科別に実施し、入試科目は数学(数III含む)と理科(物理・化学・生物から選択)となる予定。詳しい募集要項や入試方法などについては、今後改めて詳細が公表される。
秋田大学における理系学部の新設予定について紹介したが、理系に強い塾・予備校の選び方や有名大学の理系学部の特徴などを紹介した記事も参考にしていただきたい。