課題解決には「まず動く」学生が多数、中高生の失敗を恐れない前向きな姿勢が明らかに――東進調査

東進ハイスクール・東進衛星予備校を運営するナガセは2020年8月28日、課題への取り組みや将来の夢などについて「全国統一高校生テスト」「全国統一中学生テスト」の模擬受験者に対してアンケート調査した結果を発表した。それによると、課題に直面したときに「まず動く」という中高生が多数を占めることが分かったという。

同調査によると、課題への取り組み方について、「まず動いてみて、うまくいかなかったら次を考える」という人が最も多く、全学年で39.1%を占めた。次に多かったのが「本やインターネットで情報を調べて対応する」で、全学年で29.4%だった。ナガセによると、学年が上がるにつれて「動く前に調べて対応する」傾向があるという。

一方、「人が解決してくれるのを待つことが多い」と答えた人は全学年で3.5%と低かった。以上のことから現在の中高生には、「課題に直面したときは、インターネット検索なども利用しながら、まず動いてみる」という主体的な姿勢があることが見受けられる。

さらに、「失敗することは恥ずかしいことだと思いますか」という質問に対しては、全学年で35.9%の学生が「そう思わない」「全くそう思わない」と回答。「とてもそう思う」「そう思う」という人は26.8%だった。失敗を恥ずかしいことだと思わない学生の方が多いことが分かる。

将来の夢については、「将来の夢やなりたい職業があり、実現に向けて強い気持ちがある」「夢やなりたい職業が複数あり、まだ迷っている」という学生が52.1%に上った。半数以上の学生に将来の夢があることが明らかになったわけだが、逆に中高生の半数近くが将来の目標なしで勉強している実態が浮き彫りになったとも言える。

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