全国大学生活協同組合連合会は2021年11月10日、「2021年度保護者に聞く新入生調査」の結果を発表した。それによると、受験から入学までにかかった費用は前年より増加している。また、受験から入学までの費用に関し予定と違って困ったことは、「教科書や教材、パソコンの費用が高かった」が最多だった。
同連合会は2021年4月〜5月にかけて、2021年に入学した学部新入生の保護者を対象に、受験から入学までにかかった費用などを調べるアンケート調査を実施。1万8907人の有効回答を得た。
同調査の結果によると、自宅生の受験から入学までにかかった費用の平均額は、国公立大学が前年より3万7200円増の141万5300円、私立大学が前年より10万5200円増の180万円だった。下宿生の受験から入学までにかかった費用の平均額は、国公立大学で前年より5万9700円増の209万9400円、私立大学で前年より13万1600円増の246万4400円だった。
受験から入学までの費用に関し予定と違って困ったことは、「教科書や教材、パソコンの費用が高かった」が36.2%で最も多かった。以下、「特に困ったことはなかった」が26.2%、「家賃や新生活用品の費用が高かった」が21.9%、「入学しない大学に入学金や授業料を払った」が20.5%、「受験料が増えた」が20.1%と続いている。
大学受験のために塾や予備校に通う人は多いと思う。費用が気になる人は塾・予備校の平均的な費用、おすすめの予備校の記事も参考にしてもらいたい。