名古屋大学は2020年9月28日、経済学部の学校推薦型選抜と医学部医学科の一般選抜において、2021年度入試に限り面接試験を実施しないことを決定した。 新型コロナウイルス感染症対策として、受験生と面接官の安全を考慮したためだ。
名古屋大学経済学部は、学校推薦型選抜のみ面接試験の実施を中止する。大学共通テストの得点と提出書類により、総合的に合否を判定するという。
一方、同大学医学部医学科は、一般選抜(前期日程)のみ面接試験の実施を中止。代わりに、志望理由書を中心に書類審査を実施する。また一般選抜(後期日程)では、2段階選抜を廃止する予定だったが、2021年度は実施することにした。志願倍率12倍となる60人を基準に実施し、大学入学共通テストの得点順に上位60人程度を第1次選抜の合格者として認める。
さらに、2021年2月25日と26日に実施する一般選抜(前期日程)の受験がかなわなかった受験生に向け、追試験を実施することが決定した。実施日は 2021年3月22日と23日。受験科目・時間は、2月25日と26日の一般選抜(前期日程)と同じだ。追試験対象者についての詳細な情報は、12月上旬ごろに公表する募集要項で発表するという。
私費外国人留学生入試、学校推薦型選抜、一般選抜(後期日程)など、他の入学者選抜における追試験の実施は予定されていない。
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