名古屋大学に合格するための必須事項を伝授! 名大に強い塾・予備校も紹介します

名古屋大学(以下、名大)は、中部地区を代表する名門国立大学です。高い研究力でも知られており、これまでに5人の名大出身者がノーベル賞を受賞しています。これは、東大と京大に続く日本第3位の素晴らしい実績です。

そんな名大の入試は決して簡単ではなく、付け焼刃で対処できるレベルではありません。となれば、名大に合格するためにはどうすれば良いのでしょうか。名大合格のためには、どのようなことに力を入れて取り組むべきなのでしょうか。

この記事では、名大入試の特徴や合格のために必要なことに加え、名大受験生におすすめの塾・予備校をご紹介します。名大志望の学生はぜひ参考にしてください。

名大に合格するために必要なことは?

それでは、名大入試の特徴を踏まえながら、名大に合格するために必要なことを解説します。

大学入学共通テストの配点が高め! 7~8割は必須

名大入試の特徴の一つは、大学入学共通テストの配点が比較的高いということです。例えば、文学部では総得点に対し43%、情報学部では45%を占めています。中でも法学部に関しては、共通テストの方が配点が高く全体に占める割合は60%です。確実に合格に近づくためには、共通テストで70~80%正答することが必須だと言えるでしょう。

もちろん、学部によっては共通テストの割合が30%ほどと低めの場合もあります。しかしながら、共通テストでできるだけ得点しておけば、二次試験のハードルが下げられます。余裕をもって二次試験に臨むためにも、共通テスト対策を怠らずしっかり取り組みましょう。

難易度は標準、だからこそ「演習量」で差をつけるしかない

ところで、名大二次試験の難易度はどのくらい高いのでしょうか? 実は、問題の難しさだけで言えば「標準レベル」だとされています。

しかしその分、教科書レベルの基礎力や学習の達成度、勉強量の差が結果に顕著に現れるのが名大入試です。そのため、高校で学ぶ内容について基礎知識をしっかりと身に付け、その上で徹底して演習を繰り返し、思考力・記述力を向上させることが名大入試を突破するためには欠かせないのです。

名大合格に最適な塾・予備校を選ぶ基準とは?

名大に合格するために必要なのは、共通テストでしっかりと得点することです。しかし、共通テストの科目数は多く、5教科8科目または6教科8科目を受験する必要があります。そのため、限られた時間の中でできるだけ多くの科目の点数を上げなければなりません。

問題の難しさで言えば「標準レベル」と先ほど述べましたが、とはいえ二次試験も決して簡単ではなく、基礎力に加えて応用力も必要です。共通テストとは出題形式も異なるため、共通テスト対策をしながら、二次試験対策にも取り組む必要があります。

このように共通テスト・二次試験それぞれに合った対策が必要ですが、、一人でがむしゃらに勉強しても共倒れになる可能性があります。これを避けるためにも、受験のプロである塾・予備校のサポートを受けながら受験勉強に取り組むと良いでしょう。

まとめると、名大受験生が塾・予備校を選ぶ際に大切なのは、「基礎レベルからの授業があること」「効率良く学習できるシステムがあること」「思考力・記述力をあげる徹底した演習があること」です。この3点がそろっている塾・予備校であれば、基礎から応用まで幅広く学べ、効率良く名大合格に必要な学力を身に付けられるでしょう。

名大合格を目指す学生におすすめの塾・予備校は?

次に、実際に名大を目指す学生におすすめの塾・予備校を紹介します。

東進ハイスクール・東進衛星予備校

東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)は「現役合格」に強い予備校です。実際に、東大現役合格者の2.8人に1人が東進生という結果が出ています。もちろん他大学への合格率も高く、2021年は381人の学生が現役で名大に合格しています。

そんな東進の強みは、志望校対策として「過去問演習講座」と「志望校別単元ジャンル演習講座」を展開していることです。最大10年分を徹底演習する「過去問演習講座」では、第三者の厳正な採点、添削指導、そして実力講師陣による解説授業を受けることができます。さらに、復習後に解き直した答案は、再採点・再添削指導も受けられます。自分ひとりで過去問を解くだけでは不十分なところに手が届く講座で、正しい解答プロセスを身につけることができます。

「志望校別単元ジャンル演習講座」では、最新のAIで志望校合格に必要な単元・ジャンルと問題レベルを分析。その結果を元に10万問以上のデータベースから、志望校対策に最適な問題を提案してもらうことができます。これらの講座を受講することで、弱点を徹底して克服し、名大合格に向けて盤石な基礎を築けます。

それと、名大受験生にぜひ受けていただきたいのが、東進で年3回実施している「名大本番レベル模試」です。同模試は、名大2次試験と同じ出題形式、同じレベルで作られています。年に3回も、名大入試さながらの体験ができるのは東進だけです。また、名大合格に必要な学力と現在の学力の差を具体的な点数で明示してくれるため、合格に向けて的確な学習計画を立てるのに役立ちます。

その他にも、名大受験生向けとして、「難度別システム英語 文法編Ⅴ」「受験数学Ⅰ・A/Ⅱ・B(応用)」「難関国立大対策現代文」といった講座が用意されています。

河合塾

河合塾は、難関大・医学部を目指すコースや海外大学進学を目指すコースなど、多彩なコースがあることで有名な大手予備校です。難関大学への合格率も高く、2020年度は浪人生を含む765人の学生が名大に合格しています。

ハイレベルな教師陣の授業を受けられるだけでなく、チューターが学習計画や進捗の確認をしてくれるなど、学習面と精神面の両面で授業外でのサポートのレベルも高いことが知られています。

そんな河合塾では、現役生向けに「高校グリーンコース」が開講されています。同コースには、「ハイレベル国公立大英語」「ハイレベル理系数学Ⅲ」「難関大現代文」など、名大志望者に合ったレベルの講座があり、基礎力から応用力まで名大入試に必要な力の習得が可能です。

浪人生向けの「大学受験科」には、「トップレベル国立大文系難問演習教科コース」や「トップレベル国立大理系難問演習教科コース」などがあります。ゼミ形式の指導や添削指導により、名大入試を突破するための実戦力が養えます。

駿台予備校

駿台予備校は、首都圏・関西地区を中心に全国に校舎を構える大手予備校です。2020年度は浪人生を含む428人の名大合格者を輩出しています。

駿台予備校の特徴は、ICT学習環境が整っていることです。AI教材「atama+」により、自分の習熟度にあったカリキュラムが作成されます。そのため、効率的に学習を進めることが可能です。

駿台予備校では、現役生は「現役フロンティア」というコースで学びます。同コースは、レベル別に講座が設置されているのが特徴です。名大レベルの対策講座としては、「国公立大英語」や「数学ⅠAⅡB」、「国語総合(現代文・古文)」などがあります。また、「世界史共通テスト対策」や「物理共通テスト対策」といった共通テスト対策講座も用意されています。

浪人生は「高卒クラス」に所属します。入学時に希望のコースを選ぶシステムで、名大志望者であれば「スーパー国公立大文系コース」「スーパー国公立大理系コース」で学ぶことになります。弱点補強から入試対策まで幅広くカバーするカリキュラムが構築されており、共通テストから二次試験まで対策できるのが特徴です。