2025年度大学入試共通テストの志願者に向けて「受験上の注意」を公開

2025年度(令和7年度)大学入試共通テストは、新学習指導要領に対応した最初の試験となる。新指導要領では出題教科が再編され、試験時間の延長や問題の構成、配点などが変更される予定だ。

前年度とは異なる注意点があることから、大学入試センターは志願者に向けて「受験上の注意」および「試験当日の注意点」に関する説明動画と資料を公表した。

2025年度大学入学共通テストにおいて、特に注意が必要なのは「旧課程科目」が関係する項目だ。

「数学」と「情報」では、新課程と旧課程の科目が同一の問題冊子に編集されている。マークシートで解答する際、自分が受験する科目を間違えないように確認が必要だ。

また、「地理歴史、公民」、「数学1」、「数学2」、「情報」の解答用紙は、解答科目欄に新課程・旧課程それぞれの科目のマーク欄がある。例えば、新課程履修者が誤って「旧課程科目」をマークした場合、「0点」(科目不明)として取り扱うので特に注意が必要だ。

「地理歴史、公民」の2科目受験にて選択できない組み合せがあること、「地理総合/歴史総合/公共」「物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎」を選択する場合は時間60分で必ず2つの出題範囲を選択解答することなど、科目についての注意事項は特に多い。

さらに、試験開始時間の変更、受験票の確認事項、試験時間中に机の上に置けるもの、不正行為の事例などの情報も「受験上の注意」にて掲載している。

大学入試センターでは注意事項をよく読むこと、試験当日は「受験上の注意」を持参するよう呼びかけている。

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