進路選択へのコロナ感染拡大の影響、高校3年生の約3割が「非常に強く受けた」――マイナビ調査

マイナビは2021年4月22日、同社が運営する進学情報サイト「マイナビ進学」で2021年3月卒業予定の高校3年生を対象に実施した「2021年 高校生の進路意識と進路選択に関する調査」の調査結果を発表した。

同調査で、進路選択の際に新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受けたかどうかを尋ねたところ、31.3%が「非常に強く受けたと思う」、33.8%が「多少は受けたと思う」と回答。3人に2人が何らかの影響を受けていたことが分かった。

どのような影響を受けたかも問うたところ、55.1%が「オープンキャンパスや学校体験に参加できなかった」と回答。次いで、33.5%が「学力に影響があった」と回答した。休校による授業遅延や勉強環境の変化が大きな影響を与えたことがうかがえる。

最後に、4月以降心配していることを尋ねると、過半数を超える56.7%が「進学先の学校で、授業が予定通り行われるかどうか」と回答した。「友人ができるか」よりも「授業が予定通りに行われるか」を心配する声が多く、マイナビは新型コロナウイルスの影響が大きい今年ならではの傾向だとしている。

なお、塾・予備校比較ナビでは、”主要な塾・予備校の新型コロナウイルス感染症対策の状況についてのまとめ”記事を掲載している。

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マイナビ進学「2021年 高校生の進路意識と進路選択に関する調査」を実施