2021年度の新型コロナウイルス感染症を理由とした大学等の中退者数は1.4倍に増加――文部科学省調査

文部科学省は2022年3月1日、大学・高等専門学校における「学生の修学状況(中退者・休学者)に関する調査」の結果を発表した。それによると、2021年度における新型コロナウイルス感染症を理由とした中退者数は、2020年度と比べて約1.4倍、休学者数は約1.3倍となっていたという。

同省は、全国の短期大学を含む国公私立大学および高等専門学校を対象として、2021年12月末時点における各大学・高等専門学校における中退者・休学者の状況について調査を実施した。

同調査によると、2021年度の4月から12月までの中退者数は2万9733人で、そのうち1937人が、「中退は新型コロナウイルス感染症の影響によるもの」と回答していた。2020年度の4月から12月までの中退者数と比べると、全体では1086人増加、新型コロナウイルス感染症の影響による中退者数は560人増加していた。

また、2021年度の新型コロナウイルス感染症の影響による中退者の理由を調査したところ、30.3%が「学生生活不適応・修学意欲低下」、19.9%が「経済的困窮」を理由として挙げていた。2020年度と比べると、「学生生活不適応・就学意欲低下」は10.3ポイント増、「経済的困窮」は8.2ポイント減となった。

一方、2021年度の12月末時点の休学者数は6万4783人で、そのうち5855人が「休学は新型コロナウイルス感染症の影響によるもの」と回答していた。2020年度の12月末時点の休学者数と比べると、全体では887人減少、新型コロナウイルス感染症の影響による休学者数は1421人増加していた。

2021年度の新型コロナウイルス感染症の影響による休学の理由を調査したところ、15.0%が「経済的困窮」、10.6%が「学生生活不適応・就学意欲低下」としていた。2020年度と比べると、「経済的困窮」の増減はなく、「学生生活不適応・就学意欲低下」は1.0ポイント増となった。

[関連リンク]

学生の修学状況(中退者・休学者)に関する調査【令和3年12月末時点】【大学・高等専門学校】(令和4年3月1日)