【創価大学】2026年度より大学独自の給付奨学金制度を拡充

創価大学は2025年7月31日、大学独自の給付型奨学金制度を拡充することを発表した。

これまで同大学は、高い意欲を持ちながら経済的に修学が困難な学生を、創価大学創友会牧口記念奨学金制度で支援してきた。2026年度からは制度を拡充し、返済不要の「給付奨学金」の支給を強化する。一定の条件を満たせば「全員採用」となり、文系学部で30万円、理工・看護学部で40万円を給付する。

制度を変更した背景には、多子世帯に対する国の「高等教育の修学支援新制度」がある。この制度では、所得制限なしで1人あたり年間70万円、入学金として20万円を追加で支援される。同大学は国の支援制度を受け、経済支援を目的とする給付奨学金を見直すこととなった。

奨学金制度「創価大学創友会牧口記念奨学金」の概要は次のとおり。

【給付額】文系学部:30万円、理工・看護学部:40万円(当該年度の秋に一括給付)

【採用期間】当該年度(翌年度以降も基準を満たせば申込可能)

【採用人数】以下の出願条件を満たす者を採用

【出願条件】

(1)家計基準:世帯の課税標準額258万円未満(世帯年収の目安:600万円程度)

※生計維持者(原則、父母)が2名ともに働いている場合は合算し世帯として判定

※世帯年収の目安は家族構成等で異なります

(2)成績基準:大学入学後、GPA(成績評価点)や修得単位数の基準あり

・併用可否:「高等教育の修学支援新制度」「創価大学特別奨学生」との併用は不可

本制度は「入学前」に、おおよその採用可否を確認できる。また、申し込み時期は入学後の6月頃を予定している。

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2026年度より創価大学独自の給付奨学金が拡充します

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