法政大、社会問題の解決に取り組むソーシャル・イノベーションセンターを開設 多摩キャンパスに

法政大学は2023年4月1日、同大学多摩キャンパスに「法政大学ソーシャル・イノベーションセンター(SIC)」を開設した。大学や地域、外部の営利・非営利団体との連携を強化し、社会課題の解決に導く事業を育成・支援するのが目的。学生主体の多様な連携事業を中核とする、コミュニティーベースの場とする。

東京都町田市、八王子市、神奈川県相模原市の境界に立地する多摩キャンパスでは1984年の開設以来、「地域社会と大学の共生」、「地域に開かれた大学」を目標に掲げている。2013年4月には、地域と大学の交流・連携を強化する場として、「多摩地域交流センター(HUCC)」を開設した。

同センターではこれまで、都市部や農村・山間部におけるさまざまな社会課題の解決に取り組み、団地や商店街の活性化、地域コミュニティの再生、災害対策、伝統文化の継承、耕作放棄地の有効活用といった活動を通じて、多くの学生が学んできた。そうした取り組みをさらに強化するため、今回SICを開設することになった。

SICでは今後、ソーシャル・イノベーション・マインドを持った学生を育成するための教育プログラムを開発・運営するほか、周辺地域の自治体や営利・非営利団体との関係構築、連携などを図り、学生らのボランティア活動も支援する。学内外から多様なゲストを招き、SICの事業を語り合う「カフェ活動」をはじめ、多様な公開イベントも積極的に開催し、キャンパス内外に豊富な情報や人のネットワークを構築していく。

法政大の新たな取り組みを紹介した。大学で学びたいことが決まっている人は、予備校の選び方を詳しく解説した記事も参考に、志望校に合った勉強を進めてほしい。

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法政大学多摩キャンパスに「法政大学ソーシャル・イノベーションセンター(略称SIC)」を開設

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