法政大学を目指す人におすすめの塾・予備校3選! 入試制度や難易度、対策のポイントも解説

法政大学は、GMARCHの1つに数えられる有名私立大学です。法学部・文学部・経済学部・社会学部・グローバル教養学部・スポーツ健康学部・生命科学部など全15学部を設置し、建学の精神「自由と進歩」に則った教育・学問を推進しています。

近年では、グローバル化やキャリア形成に対して特に力を入れており、就職に強い大学として確固たる地位を築いています。中でも、マスコミや公務員への就職実績が伸びている点は、特筆に値します。

就職に有利な大学に入りたいと考えている人にとって、法政大学は有力な候補となるでしょう。しかし、法政大学の入試を突破するためには一体何から始めれば良いのか、よくわからずに手をこまねいている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、法政大学の入試制度と偏差値・難易度、入試対策のポイントについて解説した上で、法政大学を目指す学生におすすめの塾・予備校を紹介します。

法政大学の入試制度、偏差値・難易度

まずは、法政大学の入試制度と偏差値・難易度について解説します。

法政大学の入試制度

法政大学の主な入試制度は、「一般選抜」と「総合型選抜」の2種類です。ここでは、学力を伸ばすことで合格の可能性を高められる一般選抜について解説します。

一般選抜には、下表に挙げる4つの入試方式があり、自分に合うものを選んで受験できます。

T日程入試・14学部が同じ日程で実施する入試方式
(グローバル教養学部と理工学部 機械工学科 航空操縦学専修を除く)
・課される個別学力試験は2科目
・文系は最大10学部、理系は最大3学部併願可能
A方式入試・各学部がそれぞれの日程で実施する入試方式
・課される個別学力試験は3科目
・試験日が異なる学部であれば併願可能
英語外部試験利用入試・指定の英語外部試験のスコアを出願資格とする、
 もしくは得点に換算して受験できる入試方式
・スコアの提出と1科目の個別学力試験が課される
・全15学部が同じ日程で試験を実施
(文学部の英文学科以外の学科、経済学部の国際経済学科以外の学科、
 理工学部 機械工学科 航空操縦学専修を除く)
・文系は最大11学部、理系は最大3学部併願可能
大学入学共通テスト利用入試
(B方式・C方式)
・大学入学共通テストの得点のみで合否を判定する入試方式
・3教科型の「B方式」と5教科6科目型の「C方式」がある
・B方式は全15学部(理工学部 機械工学科 航空操縦学専修を除く)、
 C方式は13学部(国際文化学部・グローバル教養学部・
 理工学部 機械工学科 航空操縦学専修を除く)で実施
・指定の教科・科目を受験していれば、
 複数の学部を併願可能

法政大学の偏差値・難易度

東進のデータでは、法政大学の偏差値は57~65となっています。

法政大学の中で最も偏差値が高い学部・学科は、「国際文化学部 国際文化学科(T日程入試)」です。一方、最も偏差値が低い学部・学科は、「生命科学部 応用植物科学科(A方式Ⅱ日程)」です。

法政大学の偏差値はGMARCHの一角を担うだけあって高く、難関であると言えます。また、入試方式や日程によっても、偏差値は異なります。合格の可能性を高めるためには、法政大学の入試の傾向をしっかりと押さえ、早いうちから十分な対策を積み重ねていくことが大切です。

法政大学の入試対策のポイント

法政大学の一般選抜で課される個別学力試験の難易度は、標準~やや高めです。どの科目においてもクセのある問題が出題されることはほとんどありません。しかし、高得点を取るには、教科書レベルの知識をマスターし、解答スピード、正確性、応用力を鍛える必要があります。

大学入学共通テスト利用入試に挑戦する場合には、7~8割以上の得点を目指す必要があります。大学入学共通テストの過去問に繰り返し取り組んだり、大学入学共通テストに準拠した問題が出題される模試を受験したりして、得点率を高めましょう。

法政大学を目指す学生におすすめの塾・予備校

効率よく法政大学の受験対策をしたいのであれば、塾・予備校に通うのが得策です。

ただし、どの塾・予備校に通っても良いというわけではありません。より着実に、無駄なく法政大学に合格できる学力を身に付けるためには、法政大学の受験に関するノウハウを多く蓄えている塾・予備校を選ぶ必要があります。

法政大学を目指す学生に特におすすめしたい塾・予備校は、以下の3つです。

東進ハイスクール・東進衛星予備校

現役で法政大学に合格したいと考えているのであれば、東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)は要チェックです。

東進は、東京大学をはじめとする難関大学に数多くの現役合格者を送り出している国内最大手の予備校です。2023年度には4177人の法政大学現役合格者を輩出し、史上最高記録を叩き出しています(現役生のみ、講習生含まず、2023年3月27日時点判明分)。

東進がこれほど多くの生徒を法政大学に現役で合格させられる理由は、プロ講師による質の高い映像授業に加え、のべ100万人を超える指導経験とAIによるビッグデータ分析が融合した志望校対策講座にあります。

中でも、大学入学共通テストの過去問と東進オリジナルの大学入学共通テスト対応模試などを組み合わせた10年分相当の大学入学共通テスト型演習や、国公立大学二次試験・私立大学の独自試験の過去問に取り組める「過去問演習講座」、AIによって自身の学力を正確に分析し、30万問以上のデータベースから必要な演習を過不足なく提案してもらえる「志望校別単元ジャンル演習講座」は、大きな学習効果を期待できます。

加えて、東進が主催する「共通テスト本番レベル模試」や「全国有名国公私大模試」など、法政大学の入試に対応している模試を受験すれば、自信を持って法政大学の入試に臨めるようになるでしょう。

河合塾

2022年度に現役・浪人合わせて6829人を法政大学に合格させている河合塾も、法政大学を目指す人におすすめの塾・予備校の1つです(河合塾グループ関連法人の在籍者および講習受講生の集計)。

河合塾の主な大学受験生向けクラスとしては、現役生を対象とした「高校グリーンコース」と高卒生を対象とした「大学受験科」の2つが挙げられます。

高校グリーンコースでは、受験に向けて総合的に学習できる「レベル講座」、テーマ・分野を絞って集中的に学習できる「セレクト講座」などを自身の志望大学や学習スタイルに合わせて組み合わせて受講可能です。「GMARCH英語」をはじめ、法政大学の入試対策に特化した講座も開講しています。

大学受験科では、科目別・学力別にクラス編成が行われます。一流のプロ講師による対面授業、志望大学対策演習に取り組める「実践演習タイム」、少人数制で教科別サポートを受けられる「完全修得タイム」の2つを組み合わせた自分専用の時間割をこなすことで、手堅く学力を伸ばすことができます。

駿台予備学校

駿台予備学校も、法政大学の入試に強い予備校です。2022年度には、現役生・高卒生合わせて1910人の法政大学合格者を輩出しています(駿台グループ関連法人の在籍者および講習受講生の集計)。

駿台予備学校には、現役生を対象とした「高校生クラス」と、高卒生・浪人生を対象とした「高卒(浪人生)クラス」があります。

高校生クラスでは、「選抜」「難関」「標準」「基礎」といった4つのレベルから、学力・志望大学に合う講座を選んで受講できます。なお、法政大学志望者向けの講座レベルは「標準」です。

高卒(浪人生)クラスでは、集中力が持続する洗練された「50分授業」と、AIを用いた学習システム「atama+」や質問アプリ「manabo」などのICT教材により、法政大学合格に必要な学力を効率的に身に付けられます。

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