増進会ホールディングス(Z会グループ)は2023年10月19日、グループ会社の栄光が運営する進学塾の栄光ゼミナールが実施した「小中高生の家庭の職業観に関する意識調査」の結果を発表した。それによると、就きたい職業がある高校生の約86%が実現のため努力していること、保護者の過半数が「子どもの将来の職業選択に生成AIの影響がある」と考えていることが明らかになったという。
栄光ゼミナールは、9月2日から12日にかけて、教室に通う小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に、子どもに将来就きたい職業があるか、将来就きたい職業に就くために子どもが取り組んでいることや努力していること、子どもの将来の職業選択に生成AIが与える影響などを調べるインターネット調査を実施。2836人の有効回答を得た。
同調査によると、子どもに将来就きたい職業があるかという質問に対し、小学生保護者は68.2%、中学生保護者は46.1%、高校生保護者は56.1%が「ある」と回答した。次に、子どもに将来就きたい職業があると回答した保護者に対し、その職業に就くために子どもが取り組んでいることや努力していることがあるかを尋ねたところ、小学生保護者の65.9%、中学生保護者の67.2%、高校生保護者の85.6%が「ある」と回答した。
保護者自身の仕事や生活に生成AIが影響を与えると思うかという質問に対しては、小学生保護者では29.7%、中学生保護者では23.4%、高校生保護者では20.8%が「そう思う」と回答しており、いずれも「そう思わない」の割合より低かった。一方、子どもの将来の職業選択に生成AIが影響を与えると思うかという質問に対しては、小学生保護者では64.9%、中学生保護者では59.6%、高校生保護者では55.3%が「そう思う」と回答しており、いずれも「そう思わない」の割合より高かった。
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就きたい職業がある高校生86%が“実現のため努力している”、保護者の過半数が子どもの職業選択に「生成AIの影響ある」|増進会ホールディングス(Z会グループ)のプレスリリース