文部科学省は2022年11月16日、「令和5年度からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更認可申請一覧」を公表した。それによると、岩手医科大学、日本大学、東海大学、藤田医科大学、久留米大学の5校で医学部医学科の定員増が認可された。
この度の私立大学医学部の収容定員増は、2019年6月21日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針」などに基づく2028年度までの期限を付した医学部の収容定員増の認可申請によるもの。地域の医師確保や、研究医養成を行う大学の特例のために実施される。
2023年度における医学部医学科の入学定員は、岩手医科大学では35人増の130人、日本大学では15人増の135人、東海大学では8人増の118人、藤田医科大学では10人増の120人、久留米大学では5人増の115人となる。
このうち、日本大学は、「地域における大学の振興及び若者の雇用機会の創出による若者の修学及び就業の促進に関する法律」に基づく特定地域内学部収容定員増抑制の除外規定の適用による特例にあたる。
また、岩手医科大学は歯学部歯学科および薬学部薬学科、日本大学は法学部、文理学部、経済学部、商学部の通信教育課程、東海大学は農学部食生命科学科の定員未充足の是正に努めることが遵守事項とされている。
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令和5年度からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更予定一覧:文部科学省