サラリーマンの4人に1人が平均282万円、返済期間13.5年の奨学金を利用――カネとホンネ調査研究所調査

カネとホンネ調査研究所は2024年1月16日、奨学金についてのアンケート調査の結果を発表した。それによると、サラリーマンの4人に1人が奨学金を利用しており、奨学金の額は平均で282万円、返済期間は13.5年であることが明らかになったという。

同調査研究所は2023年12月11日、東京都・愛知県・大阪府・福岡県に居住する20~39歳の会社員の男女を対象に、奨学金利用者の割合や奨学金の借入額・返済期間、現在の奨学金に対する意見などを調べるインターネット調査を実施。912人の有効回答を得た。

同調査によると、「奨学金を利用した」と回答した人の割合は27.3%だった。なお、回答者のうち大学に進学したのは70.0%で、そのうち奨学金を利用した割合は33.0%だった。

奨学金の借入額は平均で282万円、返済期間は13.5年だった。利子を除くと、年間の返済額は20.9万円、月間だと1.7万円の計算となる。

現在、奨学金をどう思っているか尋ねたところ、「勉強する機会が得られて良かった」「親に負担をかけずに済んでよかった」がそれぞれ37.8%で最多の意見となった。以下、「返済は思ったほどつらくなかった」が23.3%、「返済のため、生活が厳しい」が22.5%、「これから先の返済が不安」が20.9%と続いている。

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【調査レポート】奨学金は平均282万円。500万円以上のケースも! _ カネとホンネ調査研究所のプレスリリース

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