志望校合格に必要なのは「継続学習」――国公立大は夏前まで、私立大は受験の1年以上前から

リクルートは2021年6月21日、同社が提供するオンラインコーチングサービス「スタディサプリ合格特訓コース」のユーザーの2021年大学合格実績を踏まえ、大学受験において「年間の山場は、国公立は夏前まで、難関私大は受験の1年以上前からの継続学習がカギ」という見解を示した。

同社は今回、第一志望合格者と不合格の「スタディサプリ」における年間平均受講講義数を比較。さらに、どのようなスケジュールで合格に必要な年間目安講義数を受講していたかを分析することで、国公立・難関私大の合格に必要な学習ペースの目安を明らかにした。

発表によると、国公立については、旧帝大合格者は年平均270講義、その他国公立合格者は年平均273講義を受講。受講ペースの分析結果を踏まえると、「旧帝大は受験年度の5月ごろまで、国公立は遅くとも夏頃までに基礎となる教科の勉強を済ませておく必要がありそう」だという。

一方、早慶上智といった難関私大については、受験までの1年間の受講数と合否の関係性は見受けられなかったが、それ以前の時期の受講講義数が合格者は不合格者の約3倍だったことが分かったという。このことから、リクルートは「最も重要なのは受験の1年以上前からの継続学習だといえそう」としている。

併せて、いつから予備校に通えばいいかを経験者の体験談や志望校タイプなどの観点から詳しく解説した記事も参考にしてみてほしい。

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