北里大学は2024年1月19日、能登半島地震で震度5を記録した新潟県南魚沼市に新設される健康科学部への入学者全員を対象に、入学金と1年間の学費相当額を奨学金として給付すると発表した。また、同学部は総合型選抜試験の2次募集、3次募集を行う。
健康科学部には看護学科と医療検査学科があり、2024年4月に開設。既に入学手続きを済ませている学生もいるが、入学者全員が給付の対象となる。奨学金額は、入学金と1年間の学費相当額で、看護学科180万円、医療検査学科170万円。奨学金は入学金と前期学費相当額を5月下旬に、後期学費相当額を10月初旬に支給する。なお入学金と学費は期日までに、いったん納付する必要がある。
同年1月1日に起きた能登半島地震では、南魚沼市でも震度5を記録し、市内の一部の建物にも被害が出た。このため、大学では地震の影響も考慮し、新入生への経済的支援を通じて地域の活性化を図ろうと奨学金の支給を決めた。
また、地震の影響によって万全の状態で入学試験に臨むのが困難な受験生に、新たな受験の機会を提供しようと、総合型選抜試験の2次・3次募集を行うことも決めた。
2次募集の試験日は2月18日、3次募集は3月20日で、募集人数はいずれも看護学科20人、医療検査学科10人。同大学の新潟キャンパスと代々木ゼミナール新潟校の2会場で実施する。試験科目は小論文と面接となっている。詳しくは北里大学受験生サイトまで。
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