2024年4月から関西学院短期大学への名称変更と共学化を予定している聖和短期大学は同年2月8日、3月末で退任する千葉武夫学長の後任として、碓氷ゆかり・保育科教授を選出したと発表した。
1880年に設立された聖和短期大学は、日本における保育者養成の先駆者として長い伝統と実績がある学校として知られ、約140年にわたって幼稚園教諭や保育士などを数多く養成してきた。2009年には教育学部の設置を目指す関西学院と法人合併し、関西学院の一員となっている。
新学長に選ばれた碓氷氏は、病弱児の保育を専門にしている。1987年に聖和大学教育学部を卒業した後、幼稚園や病院で勤務したが、その後、聖和大学大学院で単位を取得し、2003年に聖和短大の専任講師となった。2017年からは保育科の教授を務めている。任期は27年3月までの3年。
同短大では名称変更や共学化を行った後も、子供を取り巻く課題を解決するため、幼児教育・保育の研究や保育者の養成に取り組んでいくとしている。