「勉強と部活を両立させるにはどうしたらいい?」「部活は早く辞めたほうがいいのかな?」と不安になる人も多いでしょう。
高校生活の過ごし方は人それぞれです。勉強を頑張る人も、学校行事に一生懸命取り組む人もいます。
なかでも多いのは、部活に打ち込む人でしょう。文化系・体育系にかかわらず、仲間とともに目標に向かって切磋琢磨することはとても貴重な経験になります。
しかし、部活を続けながら大学受験に備えるには、スケジュールをうまく組んで勉強と両立させなければなりません。どちらかに時間を使いすぎると、もう片方が疎かになってしまうことがあります。
そこで今回は、勉強と部活を両立させるうえでのポイントや注意点を解説します。両立したい人におすすめの予備校も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
みんなは部活をいつ辞めている?勉強との両立は可能?

部活を続けながら受験勉強をする高校生にとって、「みんながいつ部活を引退しているのか」は気になるポイントではないでしょうか。
塾・予備校比較ナビでは、最終学歴が大学以上で高校時代に部活をしていた人を対象に独自アンケートを実施し、部活の引退時期と大学合格率の関係について調査しました。
大学合格率と部活の引退時期の関係は? 3年冬まで部活を続けた受験生の約7割が“第一志望”に合格していた!
部活の引退時期に関しては28.7%の人が「高校3年の夏(7~9月)」と回答。また、「高校3年の春(4~6月)」が21.7%、「高校3年の秋(10~12月)」が6.5%、「高校3年の冬(1~3月)」が7.1%となりました。
ただし、高校3年の冬に引退した人でも、7割近くの人が第一志望に合格したと答えています。
もちろん早く引退をしたほうが勉強時間に割ける時間が多くなり、合格率は上がると考えられますが、アンケートのデータを見る限り、合格率に極端に影響するわけではないことがわかります。
部活と予備校の勉強を両立させるメリット

勉強の気分転換になる
毎日勉強ばかりしているとストレスがたまり、心身ともに疲れてしまいます。しかし部活にも打ち込むことで適度に息抜きができ、良い気分転換になるでしょう。特に運動は、集中力を高めたり、自律神経を整えたりする効果があるといわれています。
人として成長できる
「先輩が怖い」「どれだけ練習しても上達しない」など、部活から逃げ出したくなる場面もあるでしょう。勉強との両立となると、負担はより大きくなります。しかし、さまざまな壁を乗り越えた経験は、自己肯定感や自信につながり、人としての大きな成長を実感するきっかけになります。
大切な仲間ができる
お互いに努力し、苦しいときも支え合った仲間の存在は、勉強においても大きな励みになります。同じように頑張っている仲間がいるという心強さがあり、部活後や空き時間に助け合いながら勉強することも可能です。また、部活を通して得た仲間は、付き合いが長く続く特別な友人になるかもしれません。
部活と予備校の勉強を両立させるデメリット

部活と予備校の勉強を両立させるデメリットは、大きく分けて以下の3点があります。
①勉強時間が足りなくなる
特に運動系の部活は、平日の放課後に加えて休日も活動が多い傾向にあります。そのため部活をしていない人と比べて、勉強時間の確保が難しくなります。予備校に通う時間や自宅で勉強する時間が十分に確保できないかもしれません。
②体力的に疲れてしまう
学校の授業と部活を両立させる生活が毎日続くと、体力的にキツいと感じることがあります。疲れがたまれば自宅学習が進まない、授業に集中できないなどの悪影響につながりかねません。
③精神的にも疲れてしまう可能性がある
勉強と部活でストレスがたまると、精神的な疲れが出る可能性もあります。思うようにいかない時期が重なると、より精神的な辛さが大きくなりどちらのモチベーションも保てなくなる場合があります。
部活と予備校の勉強を両立させるには

部活と予備校の勉強を両立できない理由としては、「部活が忙しくて勉強時間がとれない」「部活がハードで寝てしまう」「疲れてやる気が出ない」などが挙げられます。しかし、部活と勉強を両立させるために部活を辞めなければならないわけではありません。対策をすれば、部活と予備校の勉強を両立させることは十分可能です。
ここでは、部活と予備校の勉強を両立させる方法を7つ紹介します。
短期的なスケジュールを立てる
限りある勉強時間を有効に使うため、あらかじめスケジュールを立てておきましょう。まずは一日を勉強できる時間とできない時間に分けます。食事や在校時間、就寝時間などが勉強できない時間に分類されます。
勉強できる時間を把握したら、次はどの時間に何を勉強するかを明確にしていきます。先の予定がわかっている場合は、1週間単位でスケジュールを立てるのがおすすめです。
最初はスケジュール通りにいかないかもしれません。しかし、なぜ失敗したのかを整理し、翌日・翌週のスケジュールに活かすことで、徐々に達成可能な内容を組めるようになります。
優先順位をつける
スケジュールを立てる際は、物事の優先順位を決めることが大切です。必ずやるべきこと、やっておきたいこと、別日でも問題ないことなどを整理し、優先順位の高いものから取り組みましょう。
テスト前は勉強、試合前は部活に集中するなど、状況に応じた対応で心身の負担を抑えやすくなるでしょう。
スキマ時間を有効活用する
部活が忙しく、まとまった勉強時間がとれない人は、通学中や学校の休み時間、夕飯前などのスキマ時間を積極的に活用しましょう。1回1回の時間は短くても毎日積み重ねれば大きな成果につながります。
また、時間ができた際、スムーズに勉強を開始できるよう「スキマ時間ができたらやることリスト」を作っておくと効率的です。
メリハリをつける
「勉強中はスマートフォンを近くに置かない」「部活後はすぐに帰る」「疲れたときはしっかり休む」など、メリハリをつけることを意識しましょう。
なんとなく勉強を進めたり、部活後に仲間と長時間雑談したりしていると、時間はどんどん過ぎてしまいます。勉強した内容が頭に入らず、睡眠時間が短くなるなどの悪循環になり、パフォーマンスが落ちてしまうことも考えられます。
かといって、どちらも全力で頑張り続けると負担になるおそれがあるため、しっかりとメリハリをつけることが重要です。
短時間でも毎日勉強する習慣をつける
毎日勉強する時間を設けると、勉強自体が習慣化していきます。しかし、いきなり長時間の勉強を習慣づけるのは難しいため、まずは10分からでも毎日机に向かうことを心がけてみてください。
また、就寝前や登校前など勉強する時間を決めておくことで、特定の時間になると自然と勉強に取り組みやすくなります。
短時間の勉強に慣れてきたら、徐々に勉強時間を増やしていきましょう。
自分の体力や生活スタイルに合った方法で勉強時間を確保する
勉強を無理なく習慣化させるには、自分に合った方法を見つけることがカギです。
- リラックスモードにならないよう、帰宅後は制服のままで一定時間勉強する
- 少し仮眠をとってから勉強する
- 早めに寝て、朝に勉強する
- 自習室を利用する
生活や勉強の適したスタイルは一人ひとり異なります。さまざまなパターンを実践し、自分が一番勉強に集中できる方法を探してみてください。
学校の授業はしっかり集中する
学校の授業は、授業中にすべて理解・暗記するというくらいの意気込みで集中しましょう。「十分な勉強時間を確保できない」「部活後はどうしても寝てしまう」という人は、特に意識すべきポイントです。
不明点や疑問点があった場合は、該当箇所に印をつけておくことをおすすめします。授業後すぐに先生に質問したり、自宅学習の際にその部分を中心に復習したりするためです。
印をつけておけば、過去につまずいた部分をすぐに把握できるため、テストや受験対策にも役立ちます。
勉強に集中しにくいときの対処法やアイデア

「勉強を頑張りたいのに、いまいち集中できない」という人は、以下のような方法を試すと解決につながるかもしれません。
勉強へ集中するときのスイッチを作る
勉強に取り組むまでに時間がかかる人は、勉強モードへ切り替えるスイッチを作ってみましょう。首を回す、特定の曲を聴くなど、勉強前に決まった行動をすることで、次第にその行動=勉強の時間と体が認識するようになります。
ダラダラモードと勉強モードを切り替えやすくなり、時間を無駄にすることなく勉強に取り組むことができます。
時間を区切って勉強する
長時間集中するのが難しい場合は、時間を区切って勉強するのがおすすめです。タイマーを15分にセットして勉強開始、タイマーが鳴ったら5分休憩、という流れを繰り返してみましょう。
時間内にギリギリ終わらない程度の勉強量を設定し、自分に少しプレッシャーをかけるのも一つの方法です。常に時間を意識しているので、集中して勉強に取り組むことができます。
また、25分の勉強と5分の休憩を繰り返すポモドーロ・テクニックも効果的です。
既存の習慣と新しい習慣を組み合わせる
既存の習慣とセットで新しいことを行なうと、習慣化しやすくなります。例えば「就寝前、歯磨きをしたあとは問題集を1ページ解く」「ご飯を食べたら20分復習する」などが挙げられます。
当たり前に行なっている就寝前の歯磨きをしていないと違和感を覚える人がいるのと同じで、勉強も既存の習慣と組み合わせることで自然と机へ向かえるようになります。
部活と予備校の勉強を両立するときの注意点

部活と予備校の勉強を両立するためには、以下の2点に注意してください。
睡眠時間は削らない
十分な睡眠をとることは、心身の疲労回復や記憶の定着に必要不可欠です。勉強時間が足りないからといって睡眠時間を削ってしまうと、集中力が落ちて勉強の効率が悪くなる可能性があります。
また、部活中のパフォーマンスにも影響するため、睡眠時間はしっかりと確保することが重要です。疲れを感じたら無理せずゆっくり休み、体調を整えましょう。
提出物や宿題は必ずやる
部活が忙しくても、学校の提出物や宿題は必ずやりましょう。「時間がなかったから」と適当に済ませるクセがついてしまうと、今後さまざまな場面でその姿勢が出てしまう可能性があります。
当たり前のことをしっかりやるという意識は、部活と勉強を両立させるうえで大切です。
部活と両立できる予備校を選ぶときのチェックポイント

部活と勉強を両立するためには、どのような点に気を付けて予備校を選べばいいのでしょうか。
映像授業があるか
まず「映像授業があるかどうか」を確認しましょう。ほぼ毎日部活がある場合、予備校で勉強する時間はなかなかとれません。しかし映像授業を提供している予備校であれば、自分のペースで勉強を進められるため、これまで通塾に使っていた時間を有効活用できます。
また、予備校によっては同じ授業を繰り返し見て復習することが可能です。
勉強計画について相談できるか
次に「勉強計画について相談できるか」という点も重要です。勉強計画を立てる際は、受験日から逆算していつまでに何を終わらせるべきかを明確にする必要があります。ただし、1人ではうまく勉強計画を立てられなかったり、不安を感じたりする可能性があります。
そのため、計画の相談に乗ってくれる予備校を選ぶと安心できるでしょう。気になる予備校を見つけたら、部活と勉強の両立に寛容かチェックしておくのがおすすめです。
スキマ時間に勉強できるシステムがあるか
最後に「スキマ時間に勉強できるシステムがあるかどうか」も大切です。まとまった時間をとりにくい学生が志望校合格を目指すには、スキマ時間をいかに有効に使うかがポイントになります。
スキマ時間にスマートフォンやパソコンで勉強できるシステムが整っている予備校を選べば、ちょっとした時間も有効活用しやすいでしょう。
部活と予備校を両立した経験は今後も活かせる

先述のとおり、部活と勉強の両立は限られた時間をどう有効に使うかがカギとなります。そのため、部活と勉強の両立ができたときは、自然と時間管理能力が身に付いているでしょう。
また、目標を立てて勉強し、改善点があればその都度見直すことでPDCAサイクルを無意識のうちに回せるようになります。
そしてこれらの経験は、今後の生活に大いに活かすことができます。例えば、大学入試の面接や就職活動の際、部活と勉強を両立した経験を一つのエピソードとして話すことも可能です。
部活と両立しやすい予備校3選

ここからは部活と両立しやすいおすすめの予備校を紹介します。
東進ハイスクール・東進衛星予備校
東進ハイスクール・東進衛星予備校は、現役東大合格者No.1の実績を持つ予備校です。実力のある講師陣のわかりやすい授業で、多くの学生から人気があります。
東進ハイスクールの特徴は、「映像授業」です。有名講師の授業を自宅でも受けることができます。受講日程が固定されていないため、学校や部活のスケジュールに合わせて勉強できるのが魅力です。また、最先端の教育システム「t-POD」を通して約1万種類の授業を受講できるため、自分のレベルに合った内容を選べます。
さらに、スマートフォンやパソコンで勉強できる「高速マスター基礎力養成講座」が提供されています。これは、受験に必要な基礎項目をオンラインで勉強できるシステムです。場所を問わず勉強できるため、スキマ時間を活用して学習を進められます。
加えて、東進ハイスクールでは、担任による定期面談があります。これは、受験のプロである担任が、学生の学習進捗状況を確認しながら、より効果的な学習ができるよう指導するものです。状況に応じたアドバイスをしてもらえるため、受験に対する不安も軽減されるでしょう。
東進ハイスクールは短時間で効率的に学習できる仕組みが整っており、部活を続けながら受験勉強をしたいという学生にぴったりです。
河合塾
河合塾は、多彩なコースで目的に合った授業が受けられると評判の大手予備校です。河合塾のテキストは実際に授業を担当する講師が作っており、そのレベルの高さと充実した内容は多くの受験生の支持を得ています。
また、チューターによる学習マネジメントも魅力の一つです。志望大学の決定や最適な学習方法、学習プランについて、専門知識を持つチューターがアドバイスしてくれます。
また、河合塾では、苦手科目の強化や大学別の対策など、目的に合わせて講座を選ぶセレクト講座を提供しています。個々の状況に合った授業を選べるため、より効率的に学力を伸ばすことが可能です。授業形態はおもに「映像授業」と「e-ラーニング」のため、部活の合間や休日など、時間がとれるときに自宅で学習できます
駿台予備校
これまでに7万人を超える東京大学合格者を輩出しているのが、大手予備校の駿台予備校です。手厚いサポート体制と、大きな学習効果が期待できる1単位50分の授業で多くの学生を名門大学合格に導いています。
駿台予備校の特徴の一つは、オンライン学習環境が整っていることです。一人ひとりの習熟度に合わせたカリキュラムをもとにしたオンライン学習サービスや、放課後や休日でもスマートフォンを使って先生に個別質問できるシステムなどが導入されています。自宅自習用のe-ラーニングシステムもあり、どこにいてもスキマ時間を活用した勉強が可能です。
また、受験のプロによる進学相談や、駿台OB・OGによる学習相談など幅広い支援制度が用意されていることも特徴です。モチベーションの低下や受験への不安など精神的な悩みにも、優しく相談に乗ってくれます。
さらに、駿台予備校にも映像講座があります。自宅のパソコンやスマートフォンで視聴できるため、いつでもどこでも学ぶことができる点も魅力です。
まとめ
部活を早く辞めても、志望校に合格できるとは限りません。むしろ部活と勉強の両立がプラスに働くこともあるため、「どちらも諦めたくない」という人は、うまく両立できるように工夫してみてください。
本記事で紹介した方法は、志望校の合格率を上げるためにとても大切なことです。
また、部活と勉強の両立には予備校選びも重要になります。自分に適した予備校を利用して、効率的に勉強しましょう。