旺文社 教育情報センターは2020年4月1日、主要な私立大学89校の英語外部検定の利用予定をまとめたレポート「2021年入試 外部検定利用【私立大編】」をWebサイトに公開した。私立大学の志願者数上位80校と地方の大規模校について、各大学の予告情報と文部科学省の情報をもとに作成したものだ。
外部検定をどのような形で、「出願資格」「加点」「得点換算」「判定優遇」「その他」のいずれで利用するのかを確認できる。また、実用英語技能検定(英検)、ケンブリッジ英語検定、TOEIC、TOEFL iBTなど、利用できる外部検定を一覧にまとめた。どのくらいの資格やスコアを取得すれば、各大学の定めた条件を満たすかが分かるようになっている。
例えば、早稲田大学の国際教養学部では英検2級、IELTS 4、TOEFL iBT 42点といった条件を満たせば一般入試で加点される。商学部、文化構想学部、文学部においては英語4技能テスト利用型入試で英語外部検定が出願資格として使われる。
ここ数年、英語外部検定利用入試の導入校数は順調に伸びている。2020年入試についても、私立大学では一般入試での利用校数が168校から180校へと12校増加。一方、推薦・AO入試では286校から282校へ微減となった。なお、国公立大学については、一般入試では昨年と変わらず利用は19校、推薦・AO入試では前年比6校増の72校だった。
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