休校により受験対策に不安の高校生約9割、「学力に差がつく」などの心配の声

教育出版の旺文社は2020年5月25日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、高校生の今の不安や疑問、悩みについて意識調査した結果を発表した。それによると、9割近くもの高校生が休校による学習や受験対策に不安があるという。

同社は2020年5月7日~14日にかけて、大学受験ポータルサイト「大学受験パスナビ」のユーザーを対象に、「休校による学習や受験対策に不安はあるか」「高校から進路選択に関する情報提供や指導は実施されているか」などを調べるインターネット調査を実施。高校生3262人の有効回答を得た。

同調査では、「休校による学習や受験対策に不安はあるか」という質問に対し、61.28%が「非常に不安」、26.17%が「やや不安」と回答。休校による学習や受験対策に不安を感じている高校生は合計で87.5%に上った。

何が不安かについて尋ねた質問には、「授業再開がいつになるか」「進んでいない授業内容をどのようにカバーするのか」など、休校の期間によって学力に差がつくのではないかと心配する声が多数寄せられた。また、「入試の日程がどうなるのか早く知りたい」「課題でいっぱいになり、自分の勉強ができないから受験対策が不安」といった回答も多かった。

なお、「高校から進路選択に関する情報提供や指導は実施されているか」という質問に対しては、52.1%の高校生が「まったく実施していない」「実施されているが不足している」と回答。進路情報伝達の滞りや進路指導時間の不足など、高校生の窮状が浮き彫りになった。

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