コロナ禍で受験方法・志望校の変更を検討、高校3年生では約5人に1人との調査結果

コロナ禍や休校期間が中学生・高校生の学習に与えた影響の大きさを調べるため、受験生応援サイトを運営するパンタグラフが「コロナ禍の勉強スタイル」に関する調査を実施した。その結果、高校3年生のうち約5人に1人がコロナ禍を理由に受験方法・志望校の変更を検討していたことが分かったという。

同社は2020年8月25日〜12月24日にかけて、現役中学生と高校生、浪人生を対象に、オンライン授業の増加についての賛否をはじめ、コロナ禍の学習で不満に感じていることや、コロナ禍を理由に受験方法・志望校の変更を考えているかなどを調べるアンケート調査を実施。1077人から有効回答を得た。

同調査の結果によると、オンライン授業に賛成と回答した人の割合は51%に上った。パンタグラフは「『巻き戻して何度も復習できる』『場所の制約がなく、移動の手間が減らせる』という、オンライン授業ならではのメリットが多くの生徒の支持を得ている」と述べている。

コロナ禍の学習で不満に感じていることを問う質問には、60%が「集中力を保って勉強するのが難しい」と回答。自由記述欄では、「仲の良い友達と勉強できない」「お気に入りの勉強スペースだった塾の自習室やカフェの利用が制限され、集中力が続かない」という意見が多く寄せられた。

コロナ禍を理由に受験方法・志望校の変更を考えている人は全体では12%だったが、高校3年生に限定すると約5人に1人という結果となった。受験方法の変更に関しては、一般入試からAO入試への検討をしている人が最多。志望校の変更については、国公立大学から私立大学への進路変更を考えている人が最も多かった。

コロナがきっかけで受験方法や志望校を変更しようと考えている人は、受験方法や志望校に適した予備校の選び方やおすすめの予備校を紹介した記事も読んで、参考にしてほしい。

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