青山学院大学は2022年4月1日、ボランティアを含めた市民協働に取り組む学生を育成するため、「シビックエンゲージメントセンター」を開設したと発表した。今後、地域の団体や企業と連携しながら、ボランティア活動のほか地域振興やソーシャルビジネスにも取り組んでいく。
シビックエンゲージメントセンターは、従来のボランティアセンターを改組して開設された。ボランティアセンターは、東日本大震災を契機に生まれた学生のボランティア活動を後押ししようと2016年10月に設立されたもの。センターを拠点に学生らが災害ボランティアや、児童や障害者、高齢者らを支援する地域福祉ボランティア、国際ボランティア、環境ボランティアなど幅広い活動を展開してきた。
同大学では、センターでの活動を通じて2つのことにチャレンジするとしている。1つ目は、活動の幅をボランティアから市民協働へと広げること。キャンパスがある東京都渋谷区や神奈川県相模原市を中心に、さまざまな地域団体や企業等と連携し、地域振興やソーシャルビジネスにも取り組んでいく。先行して、高齢化が進む地域で、認知症の高齢者を支えるボランティア活動などに取り組んでいるという。
2つ目は、ボランティアを含めた市民との協働活動を授業とリンクさせて、サーバントリーダシップの教育を強化していくこと。同大学では、市民協働活動の概要を学ぶ「ボランティア・市民協働論」を開講。また、既存の科目の講義や、幅広い市民協働活動の体験の中で、学生が社会経験を積み、サーバントリーダシップを身に付けていく機会を設ける。
同大学では、こうした取り組みを成功させるため、行政や企業、市民団体などと連携しながら、「知(学問)の力」「若い(学生)力」「スマート(サーバントリーダーシップ)な力」の3つの力で、地域や社会の課題に挑戦していくとしている。
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