拓殖大学は2022年6月1日、同大学などが主催する「第24回全国高校生・留学生作文コンクール」の募集要項を発表した。テーマは「新しい時代のボーダーレス」で、作文の募集期間は7月1日から。 最優秀賞受賞者には、奨学金として20万円が贈られる。
同コンクールは、明治から大正にかけて日本の国際化に貢献した同大学の第3代学長・後藤新平と、第2代学監・新渡戸稲造の精神を受け継ぎ、グローバルな若い人材を育成しようと行われているもの。高校生の部と留学生の部があり、留学生は、大学等への進学を目指して日本国内に住み、高校や日本語学校などに在籍している学生が対象となる。
今年の作文のテーマは「新しい時代のボーダーレス」。国境や性別、現実世界と仮想現実など、新しい時代のボーダー、ボーダーレスについてSDGsの観点から考えるというもの。作文は、指定の原稿用紙かパソコン用入力フォームで提出する。原稿用紙なら4枚以上5枚以内。入力フォームなら1201文字以上2000字以内にまとめる。
審査委員長の甲斐信好副学長は「いま、当たり前と思ってきた『ボーダー』が次々と変わっています。一番のボーダーは私たちの『思いこみ』かもしれません。若い力と発想で新しい世界を創造してみてください」と応募を呼びかけている。
募集期間は、2022年7月1日(金)~9月7日(水)必着。高校生の部、留学生の部からそれぞれ最優秀作品1点ずつをはじめ、優秀賞や入選、奨励賞などの作品を選ぶ。最優秀作品には奨学金として20万円、ほかの入賞作品にも奨学金10万円から3万円、1万円分の図書カードなどが贈られる。
この記事では作文コンクールによる奨学金について紹介したが、受験のための費用が出来るだけ抑えられるように、予備校の年間費用の平均や費用を抑える方法を紹介した記事もチェックしてほしい。