文部科学省、飛び入学者対象の高等学校卒業程度認定審査の出願受け付け開始 5/31まで

文部科学省は、2023年5月31日まで2023年度高等学校卒業程度認定審査(前期)日程の出願を受け付けている。

高等学校卒業程度認定審査は、大学への飛び入学者について、入学した大学での一定の単位の修得状況をもとに、高等学校において3年の課程を修了した者と「同等以上の学力」を有することを文部科学大臣が認定するもの。

現行制度では、飛び入学者は高等学校などを中途退学して大学へ入学することとなっている。大学入学後に中途退学するなどして進路変更をしようとするとき、当該学生は高等学校卒業の扱いとならず、就職や資格試験などの受験において困難が生じるとともに、飛び入学の活用が促進されない一因ともなっている。こうした背景を踏まえて創設され、2022年度から開始している。

認定の基準は、「高等学校で50単位以上を修得していること(高等学校以外の学校種の場合には、高等学校における50単位以上の修得に相当する学修の成果を有することなど)」「大学で16単位以上を修得していること」「修得した単位の分野が著しく偏っていないこと」の3つ。認定審査に合格した者には高等学校卒業程度認定審査合格者として合格証書を授与する。また、同合格者を大学に入学することのできる者に加え、高等学校卒業と同等の法的地位を与える。

2023年度高等学校卒業程度認定審査(前期)日程の出願期間は、5月31日まで。出願方法は、メールによる出願と郵送による出願の2種類がある。

出願案内や出願書類の様式などは、文部科学省のWebサイトからダウンロードできる。6月頃から7月頃までに出願書類の確認と審査が実施され、7月末頃に審査結果が送付される。

大学への飛び入学を考えている人もそうでない人も、予備校に通うべき理由や予備校の選び方を解説した記事を参考にされたい。

[関連リンク]

飛び入学について:文部科学省

高等学校卒業程度認定審査:文部科学省