武蔵野大学は2023年9月5日、「ウェルビーイング学部」の新設が文部科学省から正式に認可されたと発表した。
「ウェルビーイング」は身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念で、日本語では「幸福」「幸せ」などと訳される。認可は8月30日付で、2024年4月に開設。同大は「ウェルビーイング」の名称がついた学部は世界初だとしている。
ウェルビーイング学部はウェルビーイング学科の1学科で、入学定員80人。学部長にはウェルビーイング研究の第一人者である前野隆司教授が就任する。最先端の知見を取り入れた学際的なアプローチを通じて、個人の幸福と社会全体の調和をデザインし、築いていく人材の育成を目指す。
学部では、ウェルビーイングの基礎である「ウェルビーイングデザイン」「ウェルビーイングリテラシー」を学び、基礎力を身に付けるほか、2年次以降は農業水産業分野の現場や地域・福祉・ビジネスの現場などで4週間以内の学外学修を行い、自然や産業とウェルビーイングの関わりなどを学ぶ。
また、国際的な視野を身に付けるため、オーストラリアやスウェーデン、フランス、フィジーなどでの2週間以内のインターンシップも行う。
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