9割以上の高校生が大学受験が自分の将来に影響すると考え、受験勉強の早期スタートを重視――河合塾調査

河合塾は2023年9月5日、2025年1月から始まる新課程入試に向けて実施した「新課程入試と受験勉強に関する意識調査」の結果を発表した。それによると、9割以上の高校生が大学受験が自分の将来に影響すると考え、受験勉強の早期スタートを重視する傾向にあることが明らかになったという。

同塾は、2023年7月3日から10日にかけて、全国の高校1~3年生を対象に、大学受験の結果が将来に与える影響、新課程の入試対策に対する意識などを調べるインターネット調査を実施。500人の有効回答を得た。

同調査によると、大学受験の結果が自分の将来に影響すると思うかという質問に対し、96.8%が「思う」と回答。志望大学を決めた基準は、「自分の将来の夢や歩みたいキャリア像に近づけるか」「興味のある学問が学べるか」が56.8%で同率1位だった。

高校1年生と2年生に対して新課程入試について質問したところ、35.3%が「新課程入試で変わる内容がわからないから不安」、26.8%が「『情報Ⅰ』が追加になる」、15.9%が「過去問がない」、14.2%が「大学入試共通テストの問題数・試験時間が増える」と、9割以上が何らかの不安を感じていると回答していた。

新課程入試対策は早めに始めた方がいいと思うかという質問に対しては、95.3%が「思う」と回答。その一方で、高校1年生の82.4%、高校2年生の62.6%が受験勉強に着手できておらず、受験勉強を早期に始めたいという意識がありながらも、実際には行動に移せていない生徒が大部分を占めている現状が浮き彫りになった。

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2025年1月より新課程入試開始!高校生の96.8%が大学受験が自分の将来に影響すると考え、受験勉強の早期スタートを重視する傾向に|学校法人 河合塾のプレスリリース

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