大学入学共通テスト志願者が32年ぶりに50万人割れ 前年比2万人減

大学入試センターは2023年12月5日、2024年度(令和6年度)の大学入学共通テストの確定志願者数を発表した。志願者数は前年に比べて2万668人減少し、大学入試センター試験時代を含めて32年ぶりに50万人を下回った。

同センターによると、現役生は41万9533人だが、共通テストの志願者は49万1913人。来春、高校などを卒業する見込みの現役生に占める出願者の割合を示す現役志願率は、前年度から0.1ポイント上昇して過去最高の45.2%となった。同センターが実施する試験の出願者が50万人を割るのは、1992年度(平成4年度)の大学入試センター試験以来32年ぶりとなる。

2024年度の共通テストは、24年1月13日と14日の2日間の日程で行われる。追・再試験は1月27、28日の両日。25年度(令和7年度)共通テストから、新課程に対応した教科・科目に再編されるため、現行の6教科30科目で行われる試験は今回が最後となる。

24年度に共通テストを利用する大学や専門職大学、短大の総数は、前年度から6校減って864校。内訳は、大学707校(国立82校、公立95校、私立530校)、専門職大学10校(公立2校、私立8校)、短期大学147校(公立13校、私立134校)となる。

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令和6年度大学入学共通テストの志願者数等について

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