東京大学は2024年2月20日、2027年秋の開設を目指す文理融合型・学士課程修士課程一貫の5年制新課程「College of Design(仮称)」の設置構想について発表した。
同構想は、同大学が目指すべき理念や方向性をめぐる基本方針「UTokyo Compass」に掲げた「新しい大学モデルの構築」に向けた取り組みのうち、同大学が今後取り組む主要施策の1つとして検討してきたもの。社会システムの変革を含む広義の「デザイン」を核に、既存の学問領域を超えた学際的な学びと課題解決の場を提供し、現代と未来の社会変革を推進する次世代のリーダーやクリエイターの育成と輩出を目指す。
2024年2月時点では、学士課程修士課程一貫の5年制課程。講義はオールイングリッシュとし、従来の人文学、社会科学、自然科学、工学などの分野をまたぎ、文理融合の学際的な知識に基づく従来とは異なる「デザイン」教育を展開することを検討している。
新課程の入学試験は、グローバル入試によって日本国内を含め世界から学生の受け入れを実施。入学時期は秋とし、従来の大学入試にとらわれない新しい選抜方法を採用することで、多様性の確保を狙う。
新課程の規模は1学年100名程度で、既存の学部学生も新課程の授業を受講できる制度を検討している。
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College of Design(仮称)構想に関する報道について