香川大学、瀬戸内エリアの地域型研究拠点「芸術未来研究場せとうち」を開設

香川大学は2024年7月23日、高松市に建設を進めていた「芸術未来研究場せとうち」の開所式を8月9日に開催すると発表した。施設は、瀬戸内エリアで自治体や産業界と連携し、地理的・文化的特性などを踏まえた共創的研究やスタートアップ創出に取り組む「地域型研究拠点」として活用される。

施設は、文部科学省から「地域中核・特色ある研究大学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業(J-PEAKS)」の支援を受けて整備した。J-PEAKSは、強みや特色ある研究力を核とした大学の経営戦略の下、他大学との連携などを図りつつ、研究活動・社会実装の加速・レベルアップを実現させる取組に対して、文科省が支援を行う事業。2028年まで5年間の事業期間中、最大55億円が助成される。

今後、同大学は、東京芸術大学と連携して、アートと科学技術による「心の豊かさ」を根幹としたイノベーションの創出を図り、瀬戸内の海や島しょ部、沿岸部で抱えているさまざまな課題の解決に取り組んでいく。

開所式は8月9日午後1時半から開かれ、上田夏生学長ら関係者によるテープカットの後、上田学長や日比野克彦・東京藝術大学長らによるミニトークセッション「『科学×アート』を語る」などが開かれる。

当日の模様は香川大学の公式サイトでも公開される。

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