英語運用能力試験TOEFL iBTを運営しているETSは2024年6月3日、円安で日本円での受験料が高騰していることから、TOEFL iBTの受験料を期間限定で減額すると発表した。9月30日まで、現在の245米ドルを199米ドルに減額する。1ドル150円で換算した場合、3万6750円が2万9850円になる。
減額の対象となるのは、6月5日午後2時から9月30日までの間に受験予約した、日本国内のTOEFL iBT全受験者。この期間であれば、何度でも減額された受験料で受験できる。期間中に予約すれば、減額された受験料が自動的に適用されるため、特別な手続きは必要ない。
TOEFL iBTテストは、世界160か国以上、1万3000以上の大学などの教育機関で利用されている英語能力を評価する試験。主に大学・大学院レベルのアカデミックな場面で必要とされる英語運用能力を測定する。自然科学、社会科学、芸術など幅広い分野の教養科目やキャンパス内で起こるさまざまな場面が問題として扱われるのが特徴。日本国内でも大学や大学院入試のほか、単位認定や教員・公務員試験、国際機関の採用などで活用されている。
試験は全国に設けられたテストセンターで実施され、インターネット配信された問題をコンピューター上で採点する。