協定に基づく留学生の派遣数で関西学院大学が全国1位に 日本学生支援機構まとめ

関西学院大学は2024年6月4日、日本学生支援機構(JASSO)が2024年5月24日に公表した「2022年度の日本人学生留学状況調査」の「協定等に基づく日本人学生派遣数の多い大学」で全国1位となったと発表した。同調査で、関西学院大学が全国1位となるのは2018年度に続き2度目。さらに同大学は「大学等が把握している日本人学生派遣数の多い大学」でも、東京大学に次いで全国2位となった。

関西学院大学は14年度、文部科学省のスーバーグローバル大学創成支援事業(SGU)にタイプB(グローバル化牽引型)で採択されたのを機に、協定校などへの留学生派遣に力を入れてきた。2014年度当初は160だった協定大学・機関数が2024年度には310を超え、パートナーシップに基づいた学生派遣を進めている。

2022年度は新型コロナウイルスの影響がまだ残っており、各国で入国制限や受け入れ条件の厳格化などが行われていたが、きめ細やかに要件を確認しながら学生を派遣。円安やインフレなどでプログラム費用も高騰したことから、学生の経済的負担を軽減するため総額1億2000万円の緊急留学支援金を支給して留学を後押しした。

その後も円安やインフレが続いているため、2023年度は総額約1億7000万円に支援金を増額し、今年も同規模の支援金を準備している。また、2024年度からは全学生に海外渡航を強く推奨する「グローバルチャレンジ制度」を導入し、学生が留学しやすい環境を整えている。

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日本学生支援機構(JASSO)が発表する「協定等に基づく日本人学生派遣数の多い大学」で関西学院大学が全国第1位に

2022(令和4)年度日本人学生留学状況調査結果

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