2026年2月10日、上智大学は交通遺児を対象とする給付型奨学金「交通遺児支援奨学金」を2026年4月より新設することを発表した。
同大学の交通遺児支援は、これまで学外の団体や財団が担ってきた。大学が主体となり、篤志家からの寄付を原資とする独自財源の給付型奨学金を設けるのは国内の大学で初となる。
同制度創設の背景には、「今しかできないことを諦めてほしくない」「経済的事情で学びを断念させてはならない」との寄付者の強い思いがある。交通事故という突発的な事案で家族を失い、学業継続に不安を抱える学生を早期に支援するのがおもな目的だ。
また、同大学で実施するほかの給付型奨学金との併用も可能だ。家計急変時の緊急支援、成績優秀者支援、留学支援、大学院進学支援などと組み合わせることで継続的な学修を後押しする。
同奨学金制度の概要は以下のとおり。
<上智大学 交通遺児支援金>
運用開始時期:2026年4月1日
対象者:上智大学全学部の学部生
給付額:一律40万円
給付回数:在学中1回限り
条件:主たる家計支弁者を交通事故で亡くした学生