ここ10年で最高だった2020年の医師国家試験合格率、大学別の成績は?

厚生労働省は2020年3月16日、「第114回医師国家試験」の合格者状況を発表した。それによると、合格率は92.1%で、2011年からの10年間で最も高かった。

新卒者の合格率は94.9%で、既卒者の合格率は69.2%だった。また、男性の合格率は91.2%で、女性の合格率は94%。国立大学の合格率は92.8%、公立大学の合格率は95.4%、私立大学の合格率は93.3%、認定の合格率は40.4%、予備試験の合格率は58.3%となった。

新卒と既卒を合わせ、合格率が100%だった大学は自治医科大学、大阪医科大学、産業医科大学の3校。それらの後には、順天堂大学医学部(99.2%)、東京医科歯科大学医学部(98.2%)、和歌山県立医科大学(98.1%)などが続いた。

また、新卒者に限った合格率が100%だったのは、東京医科歯科大学医学部、和歌山県立医科大学、福井大学医学部、北海道大学医学部の4校。一方、順天堂大学医学部、兵庫医科大学、山梨大学医学部、横浜市立大学医学部、聖マリアンナ医科大学は、既卒者の合格率が100%だった。

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第114回医師国家試験の合格発表について
第114回医師国家試験の学校別合格者状況