医学部合格を目指す!医学部受験の予備校の選び方とオススメ予備校を紹介

数ある学部のなかでも、医学部の受験は最難関といってよいでしょう。文部科学省の調査によると、2024年度のデータでは全国の大学の医学部医学科合格率は11.5%でした。
つまり、医学部医学科は難関であるうえに、現役合格となるとかなり狭き門といえます。

医学部合格を目指すために最も重要なポイントの一つは、良質な指導を受けられて、かつ自分に合った予備校に通うことです。予備校との相性が良ければ、効率良く成績を伸ばせます。

本記事では、医学部を目指す受験生の皆さんへ向けて、予備校の選び方のポイントや、医学部受験に強いオススメの予備校をご紹介します。

目次

医学部を目指せる予備校にはどのような種類がある?

医学部受験を目指すうえで選択肢となる予備校には、大きく分けて「大手予備校の医学部向けコース」と「医学部受験専門予備校」の2種類があります。それぞれに特徴があるため、さまざまな面を総合的に考えて、どちらにするか決めましょう。

一般的な大手予備校の医学部コースなど

数多くある予備校のなかには、年間で何万人もの生徒が通う大手の予備校も存在します。河合塾、駿台予備校、東進ハイスクール・東進衛星予備校などがその代表例です。

これらの予備校には医学部受験に対応したコースが設けられていることも多いため、確認してみるとよいでしょう。

例えば河合塾には、東大・京大・医学部受験向けの「特別選抜」講座があり、麹町校、名駅校のように、医学部に特化した校舎もあります。

駿台予備校だと、「エクストラ講座」「EX演習コース」と名前の付いている講座は医学部向けで、市谷校舎は医学部専門校舎です。

また、後ほど紹介するように、東進ハイスクール・東進衛星予備校も医学部受験に力を入れています。

医学部専門予備校

医学系学部の受験対策に特化した予備校もあります。こうした予備校の多くは小~中規模で、少人数授業や個別指導を行なっているのが特徴です。

医学部受験では、医学に絡めた特殊な問題が出るなど、他学部と異なる点がいくつもあります。医学部専門予備校の講師やチューターは、医学部受験のノウハウに精通しており、的確な対策が可能です。

また、遠方に住む生徒のために、寮を完備している予備校もあります。同じく医学部受験を目指す生徒が集まる環境で、互いに刺激を受けながらモチベーションを保てるというメリットもあるでしょう。

大手予備校と医学部専門予備校を比較

さまざまな面で違いがある大手予備校と医学部専門予備校。では、どちらの予備校がオススメなのか、「カリキュラム」「サポート」「学習環境」「料金」の4点から比較しました。

大手予備校医学部専門予備校
カリキュラム
「東大・京大・医学部コース」のようにほかの難関大対策と一緒のコースになっている場合もある

医学部受験に照準を合わせた、最適で効率良く学習できるカリキュラムを用意している
サポート
生徒数が多くきめ細やかな
サポートが難しい
質問や相談がしにくい場合もある

医学部受験のための情報が豊富
生徒数が少なく質問や相談がしやすい傾向にある
学習環境
全国各地に校舎があるためどこに住んでいても通いやすい

校舎が少なく遠方だと寮に入る必要がある
料金
医学部予備校と比べて安い

大手予備校と比べて高い
寮に入る場合は寮費も必要

大手予備校医学部コースはこんな人にオススメ

大手予備校の医学部コースは医学部専門予備校と比べて学費が安いため、費用をなるべく抑えて医学部受験対策をしたい方にオススメです。

全国に校舎があって通いやすく、学校帰りにも通塾できることから、現役生にとって利用しやすい環境が整っています。

また、大手予備校医学部コースは、志望大学に合わせた対策というより国公立大学医学部の受験全般に対応したカリキュラムを提供しており、質の高い指導を受けることが可能です。志望校がまだ定まっておらず、今後変更の可能性がある方に向いています。

医学部専門予備校はこんな人にオススメ

医学部予備校は、医学部受験に特化したカリキュラムを組んでいるため、できるだけ効率良く受験対策を進めたい方にオススメです。

少人数制の授業で講師の目が全員に行き届き、質問や相談がしやすいことから、きめ細やかなサポートを求める方にも適しています。

さらに、医学部専門予備校では、志望大学の出題傾向に沿った対策が可能です。志望校が決まっている方にとっては、志望大学に合わせたピンポイントな対策を行なってくれる医学部専門予備校が向いているでしょう。

医学部を受ける!そのとき、予備校選びのポイントは?

実際に通う予備校を選ぶ際はどのようなポイントに気を付ければ良いのか迷ってしまうかもしれません。医学部合格を目指せる予備校を探すときは、以下のようなポイントを見極めましょう。

「医学部に強い」予備校かどうか

医学部受験では、医学にかかわる問題が出されたり、二次試験に面接と小論文があったりと、ほかの学部と違う点が多く見られます。そのため、特に大手予備校を選ぶ場合、いわゆる「医学部に強い」予備校かどうかが重要となります。

授業のカリキュラムをチェックし、医学部に特化した講座やコースがあるか、面接・小論文対策ができるかなどを確認しましょう。

合格実績が豊富か

各予備校が公開している最新の合格実績を確認し、医学部医学科の合格者数が多ければ、「医学部に強い」予備校といえるでしょう。

ただし、注意を要するのは、集計期間や合格者数の計測方法です。例えば、1人の生徒が複数の大学に合格した場合、それぞれを個別にカウントしているケースも多く見られます。

そうしたなか、年度ごとの合格実績を明記し、1人の生徒による複数合格を差し引いた「実数」を公表している予備校は、信頼性が高いと判断できるでしょう。

授業方式や講師が自分と合っているか

その予備校の授業方式や、講師との相性も大切なポイントです。どれほど評判の良い予備校でも、自分と合っていなければ十分な効果は得られません。

予備校の授業方式には、大きく分けて集団授業と個別指導があります。集団授業ならほかの生徒からの刺激を感じられ、個別指導なら一人ひとりにぴったりのカリキュラムで学習が可能です。

また、対面授業・オンライン授業・対面とオンラインの併用という区別もあります。遠方にある医学部専門予備校でも、オンライン授業であれば受けられます。

実際、米コーネル大学が行った調査によると、学生はオンライン授業でも、従来型の対面授業と同等の成績を収められることが明らかになっています。

チェックポイントとしては、優れた講師がいるかどうかも重要です。授業がわかりやすいか、受験問題の研究がしっかりされているか、質問や相談をしやすいかといった点に注目しましょう。体験授業を受けたり、授業の映像を確認したりして、自分の成績を伸ばしてくれる講師を見つけることが大切です。

加えて、アルバイト講師ではなく、医学部入試を知り尽くしたプロの講師が授業を担当する予備校を選ぶことをオススメします。

プロの講師のほうが、生徒一人ひとりが授業内容を理解できているか見抜き、学力レベルに合わせて適切なペースで授業を進めてくれる可能性が高いためです。

サポート体制がしっかりしているか

予備校では授業を受けられるだけでなく、受験に向けたサポートもしてくれます。しかし、どの程度サポートしてくれるかは予備校によって差があります。

できるだけサポート体制が整っている予備校を選ぶなら、授業以外の面もしっかりチェックしましょう。医学部受験では学ぶ量が多いため、授業での不明点についてはその日のうちに講師やチューターへ質問できる環境であることが重要です。

また、授業がない日も自習でわからなかった内容をすぐに質問できるとよいでしょう。ほかにも、志望校の相談に乗ってくれるか、模試のフィードバックをしてくれるかなどを確認してみてください。

特に医学部専門予備校だと、現役医大生のチューターが在籍していることもあります。実際に行なっていた受験勉強の方法や大学生活についてなど、年齢が近いからこそ聞けることもあるでしょう。

その点、大手予備校は1つの校舎に通う生徒が多過ぎて、講師やチューターも生徒全員を把握しきれず、サポートが手薄になる可能性があります。

通いやすい立地か

通いやすく、学習しやすい環境かどうかも重要です。通学にかかる時間、駅やバス停から近いか、近くにコンビニや本屋などはあるか、といったポイントを確認しましょう。

医学部専門予備校には、寮が付いているところも数多くあります。

遠方に住んでいて家から通えない場合、寮生活を検討してもよいでしょう。医学部専門予備校の寮は、授業外の質問対応や赤本の完備など、学習環境が充実している傾向にあります。

自学自習の環境が整っているか

授業を受けるだけだと、医学部に合格するのは難しいのが現実です。暗記や演習問題への取り組み、苦手分野の復習など、自学自習の時間をしっかり確保することが、成績向上には欠かせません。

いつでも使える自習室があれば、授業前後の空いた時間を活用できます。また、自宅では集中しにくいときにも便利です。

予備校を選ぶ際には、使いやすい自習室や個別ブースがあるかをチェックしましょう。何人まで利用可能か、開放時間は何時から何時までか、土日も利用できるかなど、事前にしっかり確認しておくことをオススメします。

年間300万円以上も珍しくない!医学部受験、予備校の学費はどれくらいかかる?

医学部受験は、ほかの学部を受験する場合と比べても、特に学費がかかるといわれています。

医学部受験ではレベルの高い授業が必要とされるうえ、面接や小論文の対策もしなければなりません。これらをすべて予備校でカバーしようとすると、他学部と比べて高額の費用がかかります。大手予備校と医学部専門予備校の学費相場は、以下のとおりです。

大手予備校80万円~150万円
医学部専門予備校300万円~500万円
医学部専門予備校(個別指導)350万円~600万円

このように、医学部専門予備校は大手予備校と比べて数倍の学費がかかります。年間300万円以上かかることも珍しくなく、500万円ほどかかる予備校もあります。

なかでも、特にきめ細やかなサポートを受けられる個別指導型の予備校は、さらに高額に設定されているのが一般的です。

また、私立大学コースを選ぶか国公立大学コースを選ぶかでも、かかる学費は異なってきます。

大手予備校では、対策すべき科目数が多い国公立コースのほうが、学費は高めです。一方、医学部専門予備校では、志望校の出題傾向に沿った手厚い対策を求められる私立大学コースのほうが、学費はかさむ傾向にあります。

さらに、医学部専門予備校の多くは、現役生向けコースよりも浪人生向けコースの学費を高く設定しています。

医学部受験の予備校の学費を抑えるためにできることは?

医学部専門予備校に通うと、年間で300万円以上の学費がかかることも珍しくありません。また、寮に入る場合は数百万円の寮費も支払うことになります。

しかし、学費を安く抑えるために工夫できるポイントもあります。ここでは、少しでも学費を抑えて医学部に合格するうえで、考えられる方法をいくつか紹介します。

特待生制度を上手に使う

予備校の特待生制度を活用すると、学費を安く抑えられます。特待生制度とは、成績優秀で難関大学の医学部に合格する可能性が高いであろう受験生に対し、学費の一部または全額を免除する制度です。

特待生になる条件は予備校によって異なりますが、例えば以下のようなものがあります。

・特待生試験で合格する
・これまでに受けた模試の偏差値が一定の基準を超えている
・前年度の受験で一次試験を通過している

苦手科目のみ受講する

予備校というと、受験に利用する全科目の授業を受けるイメージがあるかもしれません。しかし、特に受けたい1科目のみ受講できる制度を設けている予備校も多くあります。苦手科目に絞って受講することで、すべての科目の授業を受けるよりも学費を抑えられます。

特に夏休みの夏期講習などを積極的に活用するといいでしょう。

実際、JDネットが行ったアンケート結果によると夏期講習に通う最大のメリットは「苦手を克服できる」(57.9%)と多くの人が回答をしています。

映像授業型予備校を利用する

費用を抑えつつ全科目の受験対策をしたい場合は、映像授業型予備校を検討するのもよいでしょう。

映像授業型予備校は、事前収録された講義映像を自宅で好きな時に視聴する形で授業を受けられる予備校です。

対面で授業を行なう予備校と比べると学費が低く設定されており、予備校まで通うための交通費もかかりません。

ただし、自宅で好きな時間に学習できる反面、モチベーションを保つのが難しいという側面もあります。
映像授業型予備校で医学部に合格するには、自己管理を徹底し、自分で決めたスケジュールを着実にこなす力が必要です。

医学部受験の予備校は資料請求、個人面談、体験授業などを利用して決めよう

まずは候補となる予備校へ資料請求をしましょう。ほとんどの予備校は無料で資料を送ってくれます。予算をはじめ、授業の質や学習環境などを総合的に検討しましょう。

候補を絞ったら、各予備校へインターネットや電話で入学の相談をします。なかには、無料で個人面談や体験授業を受けられる予備校もあります。疑問点はここで解消し、予備校との相性を確認しておきましょう。

医学部を目指せるオススメの予備校(大手予備校編)

ここからは、医学部合格を目指すためにオススメの予備校をご紹介していきます。

まずは大手予備校のなかでオススメの2校「東進ハイスクール・東進衛星予備校」「早稲田アカデミー」をピックアップして、詳しく解説します。

東進ハイスクール・東進衛星予備校

大手予備校の東進ハイスクール東進衛星予備校は、当サイトの集計による「2024年 国公立医学部合格実績ランキング」「2024年 私立医学部合格実績ランキング」ともに、現役生の合格実績で1位にランクインした、医学部受験に適した予備校です。現役・浪人合わせた順位でも、国公立・私立ともに3位となっています。

映像授業をメインに学習を進める東進では、「医学部・歯学部総合英語」「国公立大医学部対策数学」「トップレベル物理」「医学部対策小論文トレーニング」など、医学部受験向け講座が設けられています。「過去問演習講座」では、医学部のある大学も含め、全国666大学の過去問をカバーしており、受験のプロによる採点・添削まで受けられます。

また、東進は「野田クルゼ」や「メビオ」といった医学部専門予備校の協賛のもと、「医学部82大学判定テスト」を年に2回実施。医学部を持つ大学は全国で82校ありますが、そのすべての合否判定を受けられます。

早稲田アカデミー

早稲田アカデミーは医学部に強い予備校で、同じ系列に医学部専門予備校の「野田クルゼ」があります。こちらも当サイトの「2024年 国公立医学部合格実績ランキング」「2024年 私立医学部合格実績ランキング」にもランクインしました。

早稲田アカデミーでは、現役生向けに、野田クルゼと連携して「医学部必勝コース」での講座を行なっています。これは、2時間×4コマ=1日8時間の授業を月3日受ける集中講座です。

また、難関とされる中学や高校に通う生徒は、「東大・医学部クラブ」を利用できます。そこでは現役の医学部生に質問や相談ができるほか、備え付けの赤本や参考書などを自由に使えるため、勉学に役立ちます。

医学部を目指せるオススメの予備校(医学部専門予備校編)

ここからは、7つの医学部専門予備校について、それぞれの特徴をお伝えします。一口に医学部専門と言ってもそれぞれ特色が異なるため、自分に合いそうなところを見つけましょう。

メルリックス学院

メルリックスは私立医学部・私立歯学部だけに的を絞った予備校です。校舎は、東京都渋谷区、大阪府吹田市、愛知県名古屋市の3ヵ所に加え、東京都千代田区に個別指導専門の校舎も設置されています。

これらの学部の入試は大学受験全体を見ても特殊とされており、対応が難しいといわれます。しかし、メルリックスは開校以来のノウハウを活かし、私立医歯学部入試に関する豊富かつ精度の高い情報を有しています。

野田クルゼ

野田クルゼは、1970年に開校し50年以上の歴史を持つ、早稲田アカデミーグループの医系学部(医学部・歯学部・薬学部)専門予備校です。校舎は、東京都・御茶ノ水に1校のみとなっています。

クラス授業と個別指導があり、個別指導では教師を指名できるためミスマッチを防げます。また、オリジナル模試の「クルゼ模試」を、30年以上にわたり実施。受験者のほとんどは医学部志望のため、正確な偏差値や判定を把握できます。

メビオ

メビオは、大阪府大阪市に校舎がある予備校です。少人数授業や講師自らが作成するオリジナルテキスト、そして年間1800時間(自習を加えると3200時間)にものぼる授業時間によって合格を目指せます。

メビオには、高卒生向けの「高卒生本科」、高3生向けの「高3生本科」、高1・高2生向けの「高1・高2生本科」があります。また、オンライン授業のコースもあり、そこでも丁寧な指導を受けられるのが特徴です。

また、YMSおよび英進館メビオと共同で、「私立医学部 大学別模試」を開催しています。

YMS

YMSは、東京都・代々木に校舎があります。手厚いサポートや多様なコースなどが特徴で、授業を行なう講師が担任となり、生徒は週に1度、担任と面談を行ないます。

コースは高卒生向け、高3生向け、中3~高2生向けコースがそれぞれあるほか、「外国人留学生コース」もあります。授業では、40年以上の歴史のなかで改良を重ねたオリジナルのカリキュラムとテキストを4~5周し、「繰り返す」ことで学力を定着させます。

クエスト

クエストは東京都・新宿に校舎があります。オーダーメイドで学習計画を作成するなど、生徒一人ひとりに細かく対応する「個人差対応システム」を導入。

さらには、タイムカードと、達成度や模試の結果を記録する「個人学習カルテ」により、生徒の学習スケジュールを厳しく管理しています。授業時間以外でも、細かくサポートしてほしい人にオススメといえるでしょう。

メディカルラボ

メディカルラボは河合塾グループの医学部専門予備校です。校舎が全国に26校あり、現役高校生も通いやすい予備校といえます。

すべての授業で1対1の個別指導を行なっているのが特徴で、医学部受験を知り尽くしたプロの講師が、生徒それぞれの学力レベルや志望校、個性に合わせて作成したオーダーメイドのカリキュラムをもとに授業を進めます。

理解度を都度確認しながら授業を進め、わからないところはその場でわかるまで確認できるため、確実に理解して合格に近づけるでしょう。

親もとを離れて予備校に通う学生へ向けて、指定の学生寮も用意しています。1日2食栄養バランスの取れた食事が提供されるため、学習時間を確保しながら健康的な予備校生活を送ることが可能です。

富士学院

富士学院は全国に10の校舎がある医学部専門予備校です。富士学院の特徴は、国公立医学部コースを除いて入学時の学力選抜は行なわず、多様な背景を持った学生を受け入れている点です。そうでありながらも、毎年全体で実数50%を超える合格者を輩出しています。

富士学院では、書類審査、筆記試験、模擬講義、面接と厳しい4段階の選考試験を突破した講師のみを採用しています。学歴や経歴だけではない、教育者として人間力の高いプロの講師から指導を受けられます。

医学部に合格するための授業を行なうだけでなく、医学部の模擬講義や医師のやりがいを伝える取り組みなど、合格後の未来を見据えたサポートも実施しています。

医学部を目指せるオススメの予備校(その他編)

英進館

英進館は幼児から高卒生まで対象としている一般向け予備校ですが、多くの医学部医学科合格者を輩出しています。また、福岡県福岡市に校舎を持ち、私立医学部医学科の受験対策を専門とする「英進館メビオ」も展開しています。

国公立としては九州大学や佐賀大学、私立としては福岡大学や久留米大学など、九州地方にある大学の医学部に強いため、これらの大学を志望する人は要チェックです。

学参

学参は小学生から浪人生まで対応している個別指導の予備校です。家庭教師による指導がメインですが、全国600ヵ所以上の教室で個別指導も受けられます。

高校生向けコースのなかに「医学部受験コース」があり、多くの医学部合格実績を持つプロ講師が付きます。

授業は完全オーダーメイドのため、基礎からやり直したり、ほかの予備校の授業をフォローしたりすることも可能です。さらに、指導を受ける時間や回数を柔軟に変更することもできます。

まとめ

医学部受験に向けた予備校の選び方や、オススメの予備校についてご紹介しました。

大きく分けて、「大手予備校の医学部コース」と「医学部専門予備校」の2つの選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。費用やカリキュラム、サポート体制を比較して、自分に合った予備校を選びましょう。

資料請求や体験授業、個人面談も積極的に活用し、本記事で紹介した選び方のポイントも参考にしながら、自分にとって最適な学びの場を選んでください。