偏差値40〜50台の非進学校から東大へ――高校時代にしてたこと、合格者11名にインタビュー

東京大学の合格者は、有名進学校出身者が圧倒的に多い。合格者の8分の1以上を上位3校の出身者が、半数近くを上位30校の出身者が占めるという。非進学校からの合格者は少数派になるが、それでも上位校の学生との競争に勝ち抜いた非進学校出身の東大生も存在する。

そんな偏差値40〜50台の非進学校から合格した現役東大生11名にインタビューした書籍『非進学校出身東大生が高校時代にしてたこと』が2020年2月26日に小学館から発刊された。

非進学校出身東大生が高校時代にしてたこと

 本書に登場する11名は全員、紛れもなく非進学校出身者だ。彼らの出身高校では、東大受験に対応した授業はなく、指導ノウハウの蓄積もない。東大受験に関する情報自体が少なく、共に東大合格を目指すライバルもいなかった。そのような中で、彼らがどのように逆境と孤独を乗り越え、東大合格を果たしたのかがつづられている。

 東大合格を成し遂げた方法は、まさに人それぞれ。人の何倍も努力した者もいれば、独学を選んだ者、効率のよい勉強法を追求した者、学校の先生にとことん頼った者もいる。本書では、11人のそれぞれ異なる高校時代の過ごし方を紹介。また、勉強法や役に立った参考書や問題集、予備校の活用法のほか、勉強に適した環境づくりなどの情報も網羅した。

本書の編集担当は、「東大に限らず自分のレベルでは難しいと思われる大学を目指している方、進学以外の夢を持っている方、お子さんの進路について悩まれている方、自分の可能性を信じている方などにも、次にやるべきことのヒントや、一歩踏み出すための勇気を与えてくれる一冊です」とコメントしている。

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非進学校出身東大生が高校時代にしてたこと ( 小学館 )