公立大学の一般選抜出願期間は2月2日まで延長 公立大協会が要領改訂

公立大学協会は2023年6月23日、2024年度の公立大学入学者選抜実施要領を改訂し、一般選抜の出願期間を当初の2024年1月31日から2月2日まで延長すると発表した。大学入試センターが6月9日に公表した2024年度大学入学共通テスト実施要項の内容を受けて、日程を見直した。

2024年度の公立大学入学者選抜の一般選抜は、「前期日程」が2024年2月25日からで、「中期日程」は3月8日以降、「後期日程」は3月12日以降の実施となる。各大学・学部一般選抜への出願は1月22日から2月2日まで。2022年10月に発表された実施要領では、出願期間が1月31日となっていたが、2月2日まで延長した。

これは、大学入試センターが大学入学共通テストの追試験の日程を、1月27日・28日としたことによる措置。当初、新型コロナ感染症が5類感染症に移行した後は、従来通り、追試験は本試験の1週間後に戻すとみられていたが、過去3年間、追試験は2週間前後の実施となっていたことから、元に戻すと受験生が不安に感じる恐れがあるなどとして、2週間の間隔が維持された。

このため、追試験を本試験の1週間後として日程を組んでいた大学は、日程の見直しが必要になっていた。

改訂版の実施日程によると、前期日程の合格発表は3月1日から10日までで、入学手続きの締め切りは3月15日。中期日程と後期日程は、3月20日から24日までに合格発表を行い、3月27日を入学手続の締切日とする。

[関連リンク]

公立大学の2024年度入学者選抜についての実施要領