7割以上の塾がオンライン授業へ前向き、一方で懸念の声も

スクール専用業務管理&コミュニケーションアプリ「Comiru(コミル)」を提供しているPOPERは4月23日、Comiruを導入している全国の学習塾81校を対象に実施したアンケート調査「新型コロナウイルスがもたらしている学習塾への影響」の結果を発表した。

それによると、オンライン授業の導入については、学習塾の35.8%が「今回をきっかけに導入した」、39.5%が「今後の導入を検討中」と回答し、7割以上の学習塾がオンライン授業へ前向きな姿勢を示した。「もともと導入していた」と答えたのは12.3%だった。

オンライン授業を導入した感想については、利便性を挙げる意見が多く、回答者の30.8%が「敷居が高いと感じていたが意外と簡単に実施できた」、28.2%が「思ったよりも対面に近い授業が実施可能」と答えた。

一方で、導入を検討中の学習塾に理由を聞いたところ、導入面の懸念を表明する声が多かった。回答者の68.8%が「生徒の家庭にオンライン授業に対応できる設備の用意があるか不安」、53.1%が「導入に必要な設備が整っていない、またはやり方が分からない」、46.9%が「ZOOMやwhereby等既存のツールで授業に必要な要件が満たせるか不安」と答えた。

他には、オンライン授業での指導ノウハウがないことや、生徒との双方向コミュニケーションへの不安、保護者の満足度を不安視する回答も見受けられた。

本記事では、塾のオンライン授業導入に関するアンケート結果を紹介したが、さまざまな大学の合格実績ごとに塾・予備校を比較したページも参考にしていただきたい。

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