早稲田大学、同学学生・生徒に総額約5億円の緊急支援を開始

早稲田大学は2020年5月5日、緊急支援金、PCやWi-Fi機器の貸し出しなどによるオンライン授業の受講支援、既存の家計急変に対応するための経済支援型の緊急奨学金を含めた総額約5億円の緊急支援策を講じると発表した。 

同学は今回の緊急支援策について、新型コロナウイルス感染症の拡大により、学費を負担する保護者などの家計急変や学生本人のアルバイト収入の激減から、経済的に困窮する学生が増えているため講じることにしたとしている。

緊急支援策の対象となるのは、早稲田大学、中学部を含む早稲田大学高等学院、早稲田大学本庄高等学院、早稲田大学芸術学校の学生・生徒。給付金額は1人当たり10万円だ。給付の仕組みについては、学生・生徒に別途周知する。

PCやWi-Fi機器の貸し出しについては、5月11日の授業開始に間に合うように、提供の準備が整った支援から4月末より順次、学生に周知したという。

また早稲田大学は、緊急支援策の他にも、早大緊急奨学金、小野梓記念奨学金、校友や篤志家による経済支援型奨学基金・資金など、従来からある給付型の奨学金を迅速に活用し、経済的に困窮している学生を支援するとしている。

なお、桜美林大学、学習院大学、埼玉大学、千葉大学、日本工業大学、立教大学など、多数の大学が早稲田大学と同様に、給付金などの学生向け支援策を打ち出している。

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新型コロナウイルス感染症拡大に関する総額5億円の学生緊急支援について