休校中の家庭学習、「学習評価に反映できるようにしたい」――文科省

萩生田光一文部科学大臣は2020年4月23日、新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休業により登校できない場合、あるいは、学校再開後もやむを得ず登校できない場合について、家庭学習を学習評価に反映すると通知した。

文部科学省は、新型コロナウイルス感染症の特性上、学校再開後であっても登校できない児童生徒については、校長の判断によって「児童生徒や保護者の責任に帰すことのできない事由により登校できないもの」として扱い、欠席扱いとしないことができるとし、各学校に柔軟な判断をすることを呼びかけた。

また、臨時休業により登校できない、あるいは学校再開後もやむを得ず登校できない場合について、登校しなかったことによって学習に著しい遅れが生じないように家庭学習などの支援を進めていく考えだ。子供たちの「学びの保障」のための指導・助言に全力で取り組んでいくと意気込んだ。

なお萩生田大臣は、自治体によってさまざまな家庭学習の取り組みが行われていることが想定されるということを強調した上で、家庭学習の取り組みを「学習の評価に反映できるようにしていきたい」と述べている。

評価基準については、今後、学校再開後の習熟度のチェックとの組合せで一定の評価をできるように整備を進めていくとのことだ。

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[関連リンク]

萩生田光一文部科学大臣記者会見録(令和2年4月10日)