高校生以下の子どもを持つ母親を対象に実施した「自宅学習とストレス」に関する調査結果を、セルパワーが2020年6月4日に発表した。それによると、約半数の母親が子供の自宅学習について、「自発的に勉強をしてくれない」「やる気がない」「勉強時間が短い」などの課題があると感じているという。
同社は2020年5月26日~27日にかけて、「子どもの自宅学習が母親に与えるストレス」や「自宅学習での課題」などを調べるインターネット調査を実施。高校生以下の子供を持つ母親1105人の有効回答を得た。
同調査の結果によると、「子供の自宅学習によるストレスはありますか?」との質問に対し、「はい」と答えた母親は79.1%に上った。「自宅学習での課題を教えてください(複数回答可)」との質問に対する回答は、「自発的に勉強をしてくれない」が52.7%で最多。以降、「やる気がない」が47.9%、「勉強時間が短い」が47.9%、「勉強量が少ない」が40.7%と続いている。
勉強中の子供の様子について尋ねると、「勉強中に兄弟でふざけあってしまう」「机に向かっても、なかなか勉強に取り組まない」「すぐゲームやYouTubeをする」など、勉強に集中できないわが子の姿を心配する声が多数上がったという。セルパワーは、誘惑が多い自宅で勉強することの難しさを指摘している。
自宅学習で生じる課題について紹介したが、予備校に通えばより勉強に集中できる環境が整う。高校生が予備校に通い始める時期を調査した記事も参考にして、受験勉強に取り組んでいただきたい。