国公私765大学の情報を掲載――「2021年度用 大学の真の実力 情報公開BOOK」刊行

旺文社は2020年9月30日、通信制のみの大学と一部の専門職大学を除く大学の情報をまとめた「2021年度用 大学の真の実力 情報公開BOOK」を刊行した。

本書は、大学の入学者、卒業生、中身(学生サポート)に関する公開情報をまとめたデータブックだ。2011年から刊行しており、最新の2021年度用では765大学の情報を掲載している。

主な掲載データは、合格者数、入試方式ごとの入学者数、女子入学者占有率、教員1人当たりの学生数、進学者数、就職者数、主な就職先などだ。

本書に掲載されている内容を一部紹介しよう。

本書によると、一般入学者の割合は国立大学が82.1%、公立大学が70.3%、私立大学が過去最低の43%だ。私立大学では、入学者の半数以上が推薦入試やAO入試などで入学しているという。

また、国立大学の11%、公立大学の25.3%、私立大学の71.4%が、入学予定者に対して全学で入学前教育を実施している。

本書の内容は各大学の実態把握や比較などに役立つ。志望校選定の資料として、受験生や保護者、進路指導者にもおすすめできる。

大学選びの参考になる書籍を紹介してきたが、大学合格実績をもとにランキング形式で予備校を比較したページも読んで、大学・予備校選びの参考にしていただきたい。

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