50年間で大学の学生数、学校数は約2倍に――女子学生の割合も上昇

旺文社は2020年11月2日、大学の教育・研究環境をめぐる動きについて調査した結果を発表した。それによると、この50年で大学の学生数、学校数は約2倍になっており、大学の女子学生の割合も高まっているという。

大学の学生数は、1971年度の146万9000人から2020年度の291万6000人と、144万8000人増加し、50年間で約2倍となった。国立大学生は約2倍、公立大学生は約3倍、私立大学生は約2倍増加した。短期大学の学生数は1993年度に53万人となりピークを迎えたが、2020年度には10万8千人となりピーク時の約5分の1となった。

大学の学校数は1971年度の389校から2020年度の795校と、約2倍となった。国立大学は11校、公立大学は61校、私立大学は334校増加した。短期大学の学校数は1993年度には595校あったが、2020年度には約半数の323校となった。

2020年度の大学の女子学生数は前年度より1000人増え、129万4000人となり、その割合は44.4%となった。大学の女子学生の割合は1993年度には29.3%だったが、1994年度から2007年度にかけては30%台、2008年度からは40%台となっている。

一方、短期大学の女子学生数は2020年度が9万5000人で、前年より4000人減少した。1992年度には48万人台だったが、1998年度・1999年度には30万人台、2000年度から2004年度にかけては20万人台、2005年度から2018年度にかけては10万人台、2018年度には10万人割れとなった。なお、女子学生の割合は88%であり、9割近くが女子という状況はほぼ変わっていない。

大学の数が増え、選択肢が大幅に広がった。大学合格を目指す女子高校生は、志望校にあった予備校の選び方やおすすめの塾・予備校を詳しく解説した記事も併せて読んで、参考にしていただきたい。

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